百式には、口座のロックで話を通すように打診してある。
俺らはもはや、金が欲しいわけではない。 欲しいのは、倒産からはじまる地獄へと、もがきながらも滑り落ちる否王の姿である。 もがけばもがくほど、後悔の念は膨れ上がり、その姿が悲壮であればあるほど複数の行政庁にしても、格好の例として行政指導の際に引き合いに出されるはずである。
ここで初めて記すが、自分は2008年の秋に、同僚からのイジメのせいで自殺衝動が出始めていた時期がある。
これを助けてくれたのが百式大作であり、その時の恩返しがこの戦争における俺のサポートの動機付けである。
これを助けてくれたのが百式大作であり、その時の恩返しがこの戦争における俺のサポートの動機付けである。
命を救ってもらったのなら、相手の危急を救うのは男として当然である。
その逆が否王であろう。
否王の職場は、労働法などはハナから無視した劣悪な環境であり、そのような環境で10年も低賃金で働いていたのだから、百式は感謝されることはあれども、ここまで虐げられるいわれは無い。 イジメの果ての失職、そのリベンジでの裁判では愚弄され、無駄に戦いは長引き、その果ての和解なのに振込み期日までに和解金を支払わないのなら、取るべき手段は二つ。 一つは和解の反故であり、再度審議に差し戻し、今度こそ判決をもらうというもの。 だが、これでは無駄に時間が掛かるし、それこそ飛脚便がかわいそうだろう。これから行政処分もガンガン来るんだろうしさ。 二つ目が、このわずかな金額で、口座をロックさせるという物であり、こちらのほうがスマートに否王を追い詰めることが出来る。 少なくとも、最後にこんな隠しだまがあるんだから、軽くトラウマにはなっただろ?
倒産の恐怖に怯えるがいいさw。