天雅日記令和版 

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ちょいと法律屋 百式事件第二部 77、共有財産

同時進行で、飛脚便のコータリン弁護士が関与する事件の原告側と連絡を取り合う俺様。
現在飛脚便は日本各地で訴訟を起こされているが、その火消しに投入されているのはこのコータリン弁護士である。

それだけ優秀な弁護士であるだけではなく、肩書きもまた優秀なので、ペーパーライセンスでは偉い弁護先生だと上からのつながりで、自由闊達な戦術が取れなくなるものである。

つまり、上司や先輩弁護士からの圧力で、戦闘の続行が困難となるようなのである。

いわゆる大人の事情という物だが、これに対し俺ら中年社員バカ派遣二人組は何のしがらみも無いので、どこまでも自由闊達に支援も情報の提供も出来る。

逆にこのような無印の二人組だからこそ、複数の行政庁は助けてくれたんだと思う。それも素直に。
やる気はあるし、含みも無いから。

政治家の後ろ盾も無ければ、組合の援助も無い。
数で押すだけの仲間も居なければ、人情家の弁護士の後押しも無い。

加えて、独特な持論を公判直前に反論として提出するのも今回の裁判では分かっているので、それすらもきちんと示唆してその巧妙な戦術を暴いてある。

その牛歩な上に独特な持論を展開する戦術が、その場限りなら問題は無い。
これが常套手段なら、法廷での心象は非常に悪くなる。

弁護士相手にこれを行うのならまだしも、一般人相手にもこれを行い、逆に一般人がわずか6時間程度で反論書を提出していたりすると、非常に悪質な法律家だということが浮き彫りにされてしまうのである。

故にこそこの資料は、複数の飛脚便と戦う人たちにとっても、資料として提出可能な共有財産となっているのである。

そして、もちろん、厚労省をはじめとする複数の行政庁にも提出を行い、偽装請負二重派遣の撲滅などという比較的些細な問題だけではなく、労働環境の底上げのための武器として使ってもらうつもりである。

俺は、飛脚便には恨みは無い。
ただ、今回の法廷戦術はアタマに来た。

声高に「猫を潰せー!」だの「○Pに負けるなー!」とかシュプレヒコールを上げるのなら、もう少しフェアに経営を行うべきだと俺は思う。

少なくとも、会社には株主の利益を重視するという以外に、社会への貢献もあるのだから。
一所懸命に会社のために働くのは会社員としては当然だが、俺らのような請負の作業員は単に割の悪いバイトでしかない上に、違法な労働状態で無理に働かされ、休憩すらも飛脚便の都合で左右されていた。

こういう状態を恥ずかしいと思える程度の矜持が無いのなら、猫に勝てると思うなよ。
猫やカンガルーやペリカンと違って、ウチは人間だから一番偉いんだなどと二度とほざくんじゃねぇ!