天雅日記令和版 

パワスポと開運がメインのブログです

ちょいと法律屋 百式事件第二部 78、大一大万大吉

12月15日の火曜日の午前中に、振り込みを確認する百式
これで、無駄に長かった百式裁判も終わりである。

周囲の人間や地方出身者にこの話をすると、「あの飛脚便がそんなひどいことを!」とみな一様に驚く。

パナソニの偽装請負問題も世間を揺るがしたが、あれは経営戦略の一環であり少なからずも経営者である俺にとっては理解は可能である。善悪は別としてね。

しかし飛脚便の現場は、飛脚便の利益や都合のみの視点で、奴隷さながらに労働者に無理をさせて人件費や設備費を削減し、他の運送会社大手と渡り合うシステムになっていた。

その結果で体を壊す者の方が遥かに多く、ケアもろくにしないままに食い詰めた者たちが暫時流入することからも、百式のような請負会社の古株にはそのしわ寄せが行く。
さらに偽装請負の利点である直接指示を請負会社の従業員にも行い、腰や体を壊しても何のサポートもしない。

入ったばかりの新人を怒鳴りつけて叱り飛ばし、苛酷な労働環境から無理だから辞めたいと告げても、その日の労務が終わるまでは逃げることすら許さない。

そして、それ以上に愚劣なのが否王であり、同じ請負(派遣会社)の中でも古株ということのみで、一段上として配下の作業員には、別会社に対して重ねて偽装請負ともなる指示を行っていた。

「指示はする、無理はさせる、しかし体を壊してもそれはお前のせい」こういう根本的に間違った考えがまかり通っているのが、この現場の特徴である。


パナソニの現場どれほど過酷なのか俺は知らないが、2分で辞めたくなるような仕事ではないのは肌で分かる。

常人が考える苛酷な労働環境というものは、せいぜいが4tトラックに6tとか積むようなものだが、飛脚便の現場では同じ4tで30tくらいの仕事はさせる。
それも、6tまでしか入らないんだから、命がけで5倍の速度で動いて5往復すれば問題ないんだよ的な考えで、どこまでも労働者に無理を強いるのである。

そしてそれに異を唱えても、荷物があるから仕方がないとし、経営者側の失策をよそに、労働者側にどこまでも犠牲を強いるシステムが確立していたのだ。

さらに残業代は30分以下は切捨てで、何とか30分で片が付くように店長の指示でさらに無理をさせるのだから、劣悪どころか地獄であろうよ。

日本の労働環境でも、まずトップクラスの劣悪な環境である飛脚の現場だが、最近は改善が見られ、そのために遅配気味ともなっている。

幅を利かせていた否王も、今ではなりを潜めているらしい。

後は、この資料を各行政機関に発送するだけである。

一人はみんなのために、そしてそのみんなはその一人のために、皆がそう考えてがんばれば世界は幸せになる。
それが大一大万大吉の意味。

掛かった日数は、20ヶ月。
必要経費は50万円以上(飲み代含むw)。
巡った行政機関は10以上にも渡る。
実際に助けてくれた人は100人以上。

ブリヂストンという優しい会社だからこそ、自由に有休を使えたことからこの戦争を勝ち抜くことが出来た。
雇い止めにはなったが、俺は本当に感謝している。

本当に親身になって助けてくれた、葛飾行政書士ボヤッキー先生ありがとう!

立川の労基署で相談に何度も乗ってくれた、社会保険労務士の先生にも感謝しています。

行政書士にもなっていない俺の相談をきちんと聞いてくれた、東京労働局需給調整事業部第二課さん、マジでありがとう!
ここで話をきちんと聞いてくれなかったら、俺は諦めていたと思う。

八王子の地裁から立川の地裁に移ったが、東京地方裁判所にも感謝してもし足りないぐらいに感謝している。
なぜなら、慣例どおりにここが不受理を貫けば、この戦争自体が無かったから・・・。

何よりもネットでたくさんの人に助けてもらい、その知恵を借り、文面を真似て戦い抜くことが出来たのだから、そのたくさんの人たちにも感謝している。

少ない伸びではあったが、ブログの閲覧者の数にも感謝している。

それと、鉄主婦さんをはじめとするブロ友さんたちにも。
共闘することは無くとも、似たような境遇の人が居ると思うだけで、この人たちに助力になれるかもしれない判例を作るために、戦争を続ける気合が生まれていたから!