天雅日記令和版 

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ちょいと法律屋 百式事件第二部  68、何でまた和解なの?

公判当日の午後6時、百式からメールが入る。
受験に専念しようとしても、13時からの公判でまったく集中できなかった俺。

ちなみにこの日は、職場で新型インフルエンザが発生したのを理由に、裁判疲れと受験のために休みをもらっていたほどなので、こんなに集中出来ないのなら公判に行けば良かったと後悔したことしきり。

証拠調べなので時間が長いのは分かるが、それでも5時間は長過ぎる。

ちなみにメールの内容は、和解になったというもの・・・。
何で今さら和解なのかが気になるが、それよりもテヅラ係長との攻防戦の行方のほうが気になるのは否めない。
無論、百式は従来どおりの性能なので、このようなことへの言及は一切ナシ。

気を揉むのも嫌だし、もはや受験には集中できないので、立川で落ち合うことをメールし家を出る。

立川に向かう道すがら、和解に付いての定義を考えるが、このタイミングでの和解はやはり要領を得ない。

飛脚が和解を望むのは当然だが、あの否王がまともな和解条件を出すはずは無いし・・・。

立川の第一デパートで、憔悴しきった百式と合流し、霧笛屋で話を聞くと、意外な理由での和解案の提示だったと思い知る。

裁判長(判事)が老齢のため、もう少し若い裁判長にバトンタッチしたことから、慣習もあり職権で一応和解を勧めてきたらしい。

その和解金は20万円と非常に低く、百式への貸付金にすら届いていない。
だが、やはり否王と電卓ジジイのコンビである。
充分にこの職権による和解を一蹴するに足る案を、提示していたのである。