天雅日記令和版 

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ちょいと法律屋 百式事件第二部 67、衛生管理の資格は重く

10月後半の次回公判までは、1ヶ月ほどの余裕はある。

それでも尋問事項書は必要なのと、それに対しての陳述書も作らねばならない。
加えて、相手側の証人への尋問事項書と、その際の反対尋問も考えねばならないのである。
受験までもう2ヶ月を切った受験生がね・・・。

普通ならこれは弁護士が考えて、それをそのままお稽古のように自分の証人に演技させ、あとは反対尋問で自由闊達にやれるのだが、俺は弁護士ではないから自らが反対尋問で敵性証人を潰すことは出来ないし、さらに百式はすぐにフリーズする。

上から順番に質問して、自らの回答が、後になればなるほど功を奏して敵性証人を締め上げる楽勝の策も、百式ではどこまで発動するか知れたものではない。
加えて、今度は受験の8日前が公判なので、いくらなんでも俺は裁判所には行けない。

そのためもあり、八ヶ岳迎撃のみで終結すべく、策に策を講じていたのだが、結果は予想外のフリーズによる不発。

今までの策では、三度(みたび)の失敗しか予想できない。

そんなことも考えながらの受験勉強は、当然に熱は入らず、頭をよぎるのは陳述書や策ばかりで行政書士受験に集中などは出来ない。

休憩時間に何気なく手に取った、某資格情報誌のフリーペーパーを見ると、衛生管理者の免許にチェックが付いている。

そういや、衛生管理者として俺らに直接指示をしていたのはテヅラ係長であり、この人が次回の公判では飛脚便側の証人として出廷するはずである。

ならば、衛生管理者の資格を軸に、裁判長の前で今までの無茶な指示を質問していけば、素人ならそう簡単にはウソで塗り固めた虚構の安全衛生体制を語ることは困難なはずである。

よし、これで行こう。

違法な衛生状態を否定するのは楽でも、後でその否定した内容すべてを履行し、適切な衛生状態をそれこそゼロから作らなければ待っているのは行政処分でもあるのだから、策としては上策であろうよ。
少なくとも俺が飛脚便で働いていたような、史上最低の労働環境は合法状態にまで改善されるはずである。

テヅラ係長、貴方には恨みは無いが、敵に回ったんだから仕方が無い。
やらせていただきます。スンマセン。