天雅日記令和版 

パワスポと開運がメインのブログです

1月24日 悪徳商法の悪あがき

知人の詐欺事件の勝訴判決が出てはや1ヶ月、支払期日の1月4日を過ぎても40万円の入金は行われず、督促の電話を掛けてようやく5万円の入金を確認する。

いわゆる「パチスロ攻略法」の返金事件なのだが、この事件を客観的に見てみると、司法の
「お互い悪いんだから、6割程度の返金か、もしくは返さなくてもいいんじゃね?」
風味な視点が災いし、10割返金(普通の払い戻し)がめったに望めないことや、攻略法の販売会社の不誠実な応対には本当に屈辱を感じさせられるものがあった。

てか、うちでもどう考えても不可能なことを望むお客様や、誰も幸せにならない復縁を強行に望むお客様には鑑定を断ることがあるのだが、仮にも攻略法を販売する情報を扱う会社が、そのパチスロの製造元にまで被害者が行き「この攻略法は無効」と関係者各位から証言を取り付けるだけでも大変なのに、その方法が無効だというのに返金も受け付けず、その会社のうたい文句でもある「この攻略法に対しての質問は随時受け付けます」的な契約も履行されていなければ、詐欺と揶揄されても問題はないはずである。

法的に言うと、同じトラブルでも加害者の意思状況により過失と故意に別れ、たとえれば占いでも結果が外れの場合には過失だが、最初からウソの結果を出して次々と開運商法で相手から巻き上げていくのは故意となる。

この過失にも、軽過失から重過失まであり、故意にも「多分こうなるけど見過ごした(放置した)」とか言う軽いものだと未必の故意と言う少し軽いものにはなる。

で、この会社の対応なんですが、係争中からずっと意図的に返金を避け、結審後は会社の懐事情の悪化を理由に支払いを事実上避けているので、非常にあくしつな業者と言うことからも、故意としか思えませんよ。ええ。

つーことを鑑みて、被害者の友人は仮執行宣言を、強制執行にバージョンアップすることを決意したのですが、東京以外は、つーか、最近までは強制執行簡易裁判所でも出来たのに、いつの間にか強制執行の件数が増えすぎたせいで専門の行政機関(たぶん補助機関)が東京に唯一発足しており、都内のどこに住んでいても、その目黒と品川の境にある専門機関まで出掛けなければならないそうな。

いや、あの、埼玉や千葉や神奈川でも強制執行は簡裁で出来るのに、なんでわざわざ東京だけそんな面倒なことを…。

まあでも、悪いことばかりではなく、仮にも専門機関なのだから、裁判所の係官が片手間に行う強制執行と違い、専門家が辣腕を震うことに期待させてもらいましょう。

ちなみにこの会社には、債権の回収後には刑事で立件し、その後2年以内に、民事で今回の返金が遅れたことに対する不誠実さについて、損害賠償を掛けることになるでしょう。

しかし、世に悪の種は尽きぬことよなぁ。