天雅日記令和版 

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ちょいと法律屋 百式事件第二部 61、飛脚を救う甲31号証

帰宅後、受験勉強そっちのけで、反論を考える俺様。

甲30号証を、裁判直後に提出したおかげで、こちらの作戦はまだ生きてはいるが、本来の戦果には程遠いこととなっている。

本来ならば、八ヶ岳の反論きちんと潰してフィニッシュだったところを、百式がフリーズして時間切れになってしまい、予想を大幅に下回る結果となってしまった。

だが、たった一つのみ放った質問により、埋伏の毒は仕込めたので、これに基づいてさらに攻撃を加えることにした。

その毒と言うのは、八ヶ岳自体が商品事故や積み方には責任者として叱責するのに、売上金の不足に付いてはノータッチで、否王や飛脚便からも何の報告も受けていないこと。

そしてこれを軸にし、偽装請負の成立と、この時点での飛脚の関与をさらに追及する主張、これに加えて八ヶ岳のウソ大名行列に対する反論を、この31号証で行ったのである。

その日のうちの草案は完成し、百式に送信する。

寝床に着き、さらに31号証の推敲をしていると、ここでひらめきが一つ。
三国志で言うところの、天下三分の計を練りこみ、再考察した文書には飛脚便の逃げ道を作ったのである。

それは、最後の文節にのみ、可能性の話として、飛脚の故意では無く
「過失により、百式への直接の任命や命令を行ったのかもしれない」
と言うものであり、断定したものではない。

しかし、その最後の文節には、コータリン弁護士の優秀さをことさら強調し、妖怪電卓ジジイの実力とそれを代理人に付けて恥じない否王の低俗さをベースにしたもので、一読すればコータリンや飛脚に、原告側が今更ながらに恐れ入ったかのように、見せ掛けた。

そう、見せ掛けたのである。
今さらビビルようなチンケな小僧が、日本一の運送会社まで巻き込んで、こんな大戦争ナンざ起こす訳は無い。

素人ならば、今さらびびったように見えるかもしれないが、プロならば、誰もそうは思わない。

あとで、手下にも、ほくそ笑まれると思うよ、コータリン先生w。
あんたが、第二回公判で、こちらを小ばかにした態度を、俺は一生忘れないからよ。

せいぜい素人に、塩を送られた屈辱を、あとで噛み締めてくれよw。
マズイだろうけどさw。

これで電卓ジジイが更なる裁判の延伸を望めば、塩を送ったことにより和解の道が再び見えても、これを閉ざすことになるのだから、否王の戦術も限られてくるはずである。

んま、否王が戦術を選ばなければ、戦後処理でどのようなことになるのか、普通の経営者ならば、あとで怖くて眠れない日が続くんだけれどもw。

加えて、飛脚便はこちらに、これ以上無駄に怒らせるような主張はしてこないはずだし。
怒らせたら、それこそやぶ蛇だからね・・・。