天雅日記令和版 

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ちょいと法律屋 百式事件第二部 38、復代理

食後の一服を楽しみながら、百式は語る。
「なんか、弱っちそうな小僧の弁護士でしたよ。今度の相手は」
てな百式のコメントだが、そんな相手を飛脚が遣すわけはない。
そいつは間違いなく、君の勘違いであろうよ。

つーか、法律家だけではなく、代理には復代理という制度があり、法廷代理人になれるのは弁護士のみなのだが、弁護士の有資格者であるのなら、あのコータリン弁護士が復代理を立てることは理論上は可能である。

んで、こういう風に、公判中に弁護士が変わることは少なくはないが、変わる場合には当然に理由があり、相手の弁護士が自分では手に負えないか、もしくは優秀で名を売っている弁護士ならば、自分の名前が今回の敗北で地に落ちることを恐れて、若手の弁護士を生贄に出して、自分の名前を守る場合である。

イメージ的に敗戦処理投手が近く、それほど優秀な弁護士に変わることは少ないのが通例である。

で、さらにこの流れと、前回の「されたし」から考察を加えれば、飛脚側は事実上の敗北を受け入れたのは間違いないだろう。
つーか、このままダラダラとやり合っても弁護士費用ばかり掛かり、さらにダメージが増えるばかりだから。

上記の予測を百式に伝えると、百式の顔にようやく安堵が浮かぶ。
まあ、そうだろ。一人で法廷で戦ってきたんだからな。

これで金額が間違っていなければ、今回で審議は終わったんだけど、あれは否王側の弁護士(電卓ジジイ)が間抜けだったんだし。
百式には、連絡を密に取るように命じ、その日の会議は終わった。

さて、次は新しい地裁か・・・。

どんなもんか見たいから、次は俺も行こうっと。