食後の一服を楽しみながら、百式は語る。
「なんか、弱っちそうな小僧の弁護士でしたよ。今度の相手は」
てな百式のコメントだが、そんな相手を飛脚が遣すわけはない。
そいつは間違いなく、君の勘違いであろうよ。
「なんか、弱っちそうな小僧の弁護士でしたよ。今度の相手は」
てな百式のコメントだが、そんな相手を飛脚が遣すわけはない。
そいつは間違いなく、君の勘違いであろうよ。
つーか、法律家だけではなく、代理には復代理という制度があり、法廷代理人になれるのは弁護士のみなのだが、弁護士の有資格者であるのなら、あのコータリン弁護士が復代理を立てることは理論上は可能である。 んで、こういう風に、公判中に弁護士が変わることは少なくはないが、変わる場合には当然に理由があり、相手の弁護士が自分では手に負えないか、もしくは優秀で名を売っている弁護士ならば、自分の名前が今回の敗北で地に落ちることを恐れて、若手の弁護士を生贄に出して、自分の名前を守る場合である。 イメージ的に敗戦処理投手が近く、それほど優秀な弁護士に変わることは少ないのが通例である。 で、さらにこの流れと、前回の「されたし」から考察を加えれば、飛脚側は事実上の敗北を受け入れたのは間違いないだろう。 つーか、このままダラダラとやり合っても弁護士費用ばかり掛かり、さらにダメージが増えるばかりだから。
さて、次は新しい地裁か・・・。
どんなもんか見たいから、次は俺も行こうっと。