父の故郷の青森は、今不況の真っ只中で、かなり厳しい状況が続いているらしい。
従兄弟も出稼ぎ先が無くなり、50後半と言うこともあり、地元では仕事も無く失意の日々を過ごすばかり・・・。
以前に地元の人が考えた特産品のリンゴを用いたアップルコンポートが作られたが、これは単価が高いために、イマイチ人気が出ていないのと、作られたのがもう15年以上前なのに浸透率がもう一つなので、地元の産業の一助にはなっていないようである。
そのために自分が今回提案したのは、リンゴを用いたサングリア。
面白CMを連発するあのサンガリアではなく、ワインに柑橘類を皮ごと漬け込んで、氷を浮かべて飲むとおいしい、スペインのサングリアのリンゴ版である。
例年父の田舎から、「これでもか!」とリンゴが送られて来るのだが、さすがに生まれてこの方冬の風物詩となっていると、「また来たか」的な流れのほうが強いので、自分もダイエット食でしかもはや食べないのが実情だったりするのである。
んで、その余り気味のリンゴを用いて、コンポートにしたりパイにしたりなど多忙な都会の人がするわけも無く、果ては摩り下ろして豚の角煮の隠し味や、カレーの隠し味程度に使う程度で、けっこう腐らせていたんです。
それも総理大臣賞を取った、宮家の食卓にも登っていた名品をです。ハイ。
それも総理大臣賞を取った、宮家の食卓にも登っていた名品をです。ハイ。
去年も同様に、20個近くのリンゴがそういう運命を辿りそうな時に、たまたまサングリアのレシピをネットで見て、たまたま紅の豚を見てポルコがパスタを赤ワインで朝から流し込むのを見て、憧れて箱入りの格安ワインを大量に買い込み真似していて、余らしていたことから作ってみたのがこのアップルサングリアです。
しかも、三浦屋とか紀伊国屋にしかシナモンススティツクが売ってないので、面倒なので入れてないし。
作ってみたら、これがびっくりするほどおいしくて、知り合いに配ったらこれがまた絶賛でした。
当然余剰分のリンゴでのみ作ったのですぐにリンゴが切れて、近くのスーパーで岩手産のリンゴを買い作ってみたら、これがまったくおいしくない。
同様に、立川のデパ地下で買い求めても、やはりそうでもない感じ・・・。
同様に、立川のデパ地下で買い求めても、やはりそうでもない感じ・・・。
てことは、やはり違いはリンゴにある様で、いまさらながら伯父のリンゴ作りの実力に恐れ入りました。
上記のサングリアの件が有ったので、父にこの計画を提案すると、即座に「それで行こう!」と言う事には成りました。