職場の１０コ下の友人とサシで飲みに行く。
三鷹には、白木屋の本店があり、その白木屋グループの魚民が良いとのことなので、帰り道に付き合うことになったのである。
始めてモンテローザグループのビルに入ったのだが、階段の踊り場にコピーのミロのビーナスがあるところなんざ、なんつーか高級ソープのイメージしか感じないんですけれども。
本来は禁酒をしていたのだが、教育任務の疲れから多少はストレスがたまったことと、この友人とは所属する班が違うためにすれ違いが続いたことと、勉強自体が思ったよりも進んでいることからも、息抜きで来ることになったのである。
友人は若いのでビールをガンガン行くのだが、最近はあまり飲まないために酒量が低い自分はにごり酒を飲みたいのだが、最初はビールで行くことを強要される。
その友人と、受験後に職場の女性たちを誘い、呑みに行くことを提案し承諾されたことを告げると、何で短時間しか接していないのにそんな状況になるのかと驚かれるが、それは下心が無いからだと思われるんですが。
んでも、この友人、自分の現状に悲観していたんですが、彼のほうが俺が２７歳のときよりも立派なんですが。
俺が２７のときなんて、自分のことしか考えていなかったし。
ただ、現状の方向性で、俺のような３７歳のゆとりを得られるかどうかはまた話しが別だということは付け加えたが、少なくとも職場全体のことなどを自分は２７歳のときは考えもしなかったし、来てんだから給料は出せよ的な嫌なヤツだったのは間違いないんですけれども。
しかし、若者は悩むものです。
もっと悩んで、沢山の選択肢の中から、一番いい道を選ぶんだよ。
がんばれ、若造。
酒量は控えろよ、体を壊すからな。
