往時は筑波線というJR系の鉄道もあったのだが、マイナスでしかない組合の力が強すぎて機能せず、真っ先に廃止路線となった残念な観光地。
まずは筑波山の歴史から見ると、神仏混交のころは沢山の修験者が修行を重ね、全山が聖地として機能しておりました。
それもそのはず、出羽修験道などの東北仏教を開いた徳一上人(知足院開山徳一大士)が根本中堂として定めたのが霊場である筑波山なのですから、以前にレビューさせていただいた御岩神社さまと相通ずる開運効果かがあるのもそれは当然。
一番の問題は、パンパン祈願でお気楽開運ではなく、聖地参拝特有のガチな修行で一族繁栄的なライトに命がけな祈願が必要ということでしょう。
つまり、縁結びもきれいで可愛い彼女がベタ惚れで尽くしてくれてとかな、身勝手で誰も幸せにならない縁結びは気軽にスルーされますが、縁遠い人が老後の件や相手も幸せとなる縁をお願いしますとかな真面目な場合は、大御堂のご加護もありけっこう迅速に開運効果が生じます。
そういう気持ちで鳥居をくぐるようにして欲しいんですよね、こちらの寺社を参拝する場合は特に。
隋神門(旧仁王門)もそのころの神気を宿しているのですが、いかんせん不釣り合いな神像がマイナス風味。
神像自体は美大の彫刻科を受験しようとしていた当時の彼女に言わせれば、なかなかの出来らしいのですが元が仁王像を拝していたので違和感はぬぐえない方向で…。
こちらの山門をくぐる際には、自分自身も修行の一環と、神仏の加護を得るために参拝に来たと強く願うことで状況は変わります。
強く神気を発している大堂宇が、今では本殿となっている旧本堂。
神社の建物ではなく、本堂として見ると今でも神仏の息吹が宿ります。
とにかく神社として見るのではなく、修験道の修行の地としてこちらの寺社を参拝するとご加護が変わるのが特色です。
本堂の左手奥に湧き水もあるので、こちらでお水取りも可能です。
さらにその奥が、出生稲荷とも呼ばれる朝日稲荷様(通称出世稲荷)。
偶然にこちらに来るのではなくきちんとこちらを目指した者には、縁結びから始まる出世を引き寄せてくださるとのこと。
まあ、他人様との縁を広がるプラスを嫌う変人は普通は永い開運には乗らないので、言われてみれば当然の流れなのかもしれないですが、縁はプラスなモノだけではないことからもプラスの縁のみ引き寄せてくださるというのは良いことづくめ。
マジで階段がきついので、奥宮まで行かないから問題ナシとか考えず、出来れば登山用のステッキとかをここいらで使うくらいの慎重さは望ましいですな。
この後山頂まで行くケーブルカーの階段も、予想よりかなり長いし…。
体鍛えててもきついんだから、普通の社会人なら膝に来るから甘く考えないで杖使ったほうが良いですよ。
あんまし紹介する人がいないのがこの厳島神社。
きちんと弁財天さまがいらっしゃり、普通に祈願しても江の島の弁財天さまと同じ気が集うので、弁財天さまに再会できた感謝の気持ちで手を合わせると、江の島の弁財天さまのようにどこでも気軽に助けてくださるのでお勧めです。
ちなみに江の島の弁財天さまは努力し続けても越えられない最後の一点を楽に超えさせてくださる隠れたご加護があるのですが、昨今ではそこまで努力する参拝者が目減り中なため目標がある方は、こちらの弁財天さまや江の島の弁財天さまに手を合わせに行くことが目標達成への近道になりますよ。
パンパン祈願でお気楽極楽なアタマ弱い参拝でも良いのですが、ガチな祈願でリアルに開運を目指すのなら、参拝を忘れてほしくない弁才天様です。ええ。
本当は他にもたくさんの神仏がいらっしゃるのですが、修行の山として筑波山の神仏に呼ばれたので、近日中にバイクで行き泊りがけで参拝して補足を書く予定ですよ。
愛宕神社も山の神としての神気がすごかったけど、危険レベルな暑さと登山道探しててそれどころじゃなかったし。
すごいのに都内から楽にアクセス出来るし、何よりも宿泊もそこまで高くないのに霊山に泊まれるんだから、ここは泊りがけで行くのがお勧めです。