天雅日記令和版 

パワスポと開運がメインのブログです

厳島神社(福島県会津若松市一箕町八幡字辨天下甲1405)

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○御祭神 市杵島姫命(弁財天)
 
○公式サイト ナシ
 
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白虎隊で高名な飯盛山
 
会津地方の高い山は基本は魂の通い路とみなされ、山岳信仰と埋葬の山としての側面を持つ。
 
幼少時の参拝とは違い江ノ島にもある飯盛山動く坂道と言う有料のエスカレーターが設置され、元嫁のせいで体力が落ちてしまった典型的な中年オヤジのワタクシは、ためらうことなくエスカーでの参拝を選択。
 
エスカー入り口で目が合った小学生高学年の女子はこちらをライバル視し、溢れる体力で石段を駆け上がりエスカー参拝のこちらの打破を試みるも、途中でそのスピードを失速させやがては後方に消え行くことに・・・。
 
んで、このエスカー、江ノ島設置の施設と同様、ちょうど乗りたくなるとこいらへん(白虎隊記念館前)にまた新たな乗降口があるため、まだ元気さの残る20代のカップルですら、空調の利いたエスカーで涼しい顔で登り行くワタクシに羨望のまなざしを向けることにに・・・。
 
てか、高いようでも安いんだから、観光地に来たら金使えよ、金。
 
福島県は、原発事故の実情被害を隠蔽されて保障費も削られているんだから、せめて観光地では金使ってあげないと、一気に過疎化が進んで世界中の核のゴミ捨て場になっちまうし。
 
小泉が推し進めてる廃炉ビジネスは、そういうプロジェクトだしな。
 
さて、飯盛山の山頂ですが、現在こちらには神さまはご不在ちう。
 
全山の慰霊施設的観光地化が原因で、逆に神様は下に降りているんです。
 
それがここ厳島神社
 
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予備兵力の白虎隊が官軍との交戦のすえ撤退時に通った戸ノ口堰洞門は、市中の灌漑用水のために三代藩主の松平正容が工事を指示したもの。
 
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んで、工事を命じた松平正容公も初代藩主と同様に吉川神道を重視しており、風水も考慮に入れたためか、経済性重視の灌漑工事なのに、この用水路の神域を抱くような複雑なカーブこそ経費が掛かった何よりの証拠。
 
水もうねらせることで神気が増すのですが、うねらせるにはカーブを付けねばならず、カーブを付ける工事にはその分お金が掛かると言う按配です。ハイ。
 
この洞門のたまりのほとりに立つのが、今回のパワスポの厳島神社
 
治水神の弁財天さまとしてのご加護より龍神としての気質が強いのですが、そこは弁財天さまなのできちんと手を合わせると普通の開運もお任せな方向で・・・。
 
つーか、元々この会津飯盛山は別名を弁天山といい、神仏が行き来する祈りの地でさらに龍神が水を飲みに来たり水浴びを一休みし、また天空に駆け上るのに都合良くこちらの水場を整えたほどの聖地だったと思われるんですが、観光地化が進みすぎた流れで慰霊施設を重視し肝心の神仏が軽視されているため、スルーする単なる観光客な皆様を尻目にきちんとこちらで手を合わせることで、手あつい弁財天様のご加護がいただけるんです。
 
元々弁財天様は、尽くし過ぎなところがある鉄火肌の姉御な神様なのですが、無視されると言うか軽視されるのを若干快く思わない神様なため、頼られることでいつもより無理目のご加護が授かります。
 
スルーはもったいないです。ええ。
 
追記
今回の会津遠征で知ったのは、官軍の横暴さ。
 
特に会津藩の戦死者への対応はひどいもので、死者は野ざらしのままとし、埋葬した者まで罪に問われるほどの徹底ぶり。
 
白虎隊志士の亡骸も目をそむけるほどのありさまでの放置に、会津戦争の数ヵ月後に地元の豪農が衛生面を軸に論理展開し、声高に恫喝を続ける官軍を理路整然と論破してようやく埋葬が許されたほど。
 
飯盛山に来たら白虎隊の方々のご冥福を祈るのは人として当然なのですが、白虎隊だけでは無く官軍の被害にあった方々のご冥福も祈るといい感じ。