気が付けば、もう5年もDRZ400SM(愛称ユニコーン)に乗っている。
去年、大型二輪免許も取得したので、無理にこのユニコに乗り続ける必要性は低いのだが、白山の神様の守護とかいろんな事情で、手放すことなく乗り続けているのである。
さりとて、別段、このユニコに大きな不満はなく、普段使いをはじめとし、山奥の寺社などに赴くことの多い自分には、これ以上の車体にはそうそう出会えないのもまた事実。
んでもやはり、男子たるもの、大型免許とかあるのなら、デカイバイクが欲しくなるのも現実である。
特に20代のころの自分が熱望していたVmaxをはじめとし、あのころのスーパーなバイクが今では不景気も手伝い、軒並み50万円程度で乗り出しが可能となっている。
買い換えが神仏経由の守護的に無理だとしても、買い増しならば問題ないはず。
そのため、昨今では、程度の良い大型バイクの出物を気に掛ける日々が続いていた。
具体的には、フルカウルのSS風味の奇抜なヤツがいいので、ZX9RとかZX12Rとかが良い感じである。
あまりにも普段使いがナイスなバイクだと、それこそ中免小僧でも乗れるDRZ400SMだと周囲からの羨望が不足するために乗らなくなるのは明白で、派手で格好良くて早いけど、乗るのが若干シンドイとかなマシンでないとユニコへの愛情が薄れる可能性を考慮に入れ、使い勝手の良い楽ちんなツアラーとかは考えないようにしていた。
しかし、今回の車検の際に、バイク師匠のお店の代車であるVT250スパーダを2日ほど乗るにあたり、その考えが大きく改まることとなってしまった。
ユニコの前のKLX250から考えると、ワタクシ約10年ほどオフロードバイクしか乗ってません。
オフロードバイクに乗ってたことがある人ならわかるのだが、ポジションが楽なうえに非常に視界も広いので、周囲への視認性というか安全確認は抜群なんですな。
その逆にセパハンの前傾姿勢なSSだと、そのポジションも手伝いものすごく視野が狭い。
一時停止で交差点で止まるたびに、徐行でゆるゆると前に出ながら確実に安全確認をしないと、普段視界が開けているバイクに乗っているぶん非常に怖いのである。
考えてみてほしいのだが、若干やんちゃな性能のZX9Rとかに乗っているのに、交差点のたんびにいちいち安全確認とかを慎重にやっていたら、かなり残念なバイク乗りにしか見えないんですが、俺様的に。
てか、驚いて立ちゴケとかしそうなので、前傾姿勢のマシンじゃダメな気がするし・・・。
メインマシンの買い換えならば普段使いを重視するんだけど、セカンドマシンなら基本は楽しさを重視したいから、アップハンに付け換えるとかはまず論外。
そうなると、楽に取り回せるバイクがいいのだが、その場合は買い増し対象ではなく買い替え対象となってしまうので、話が根本的に変わってくる。
何より、今回車検整備をしてもらったら、ユニコが地味に良い感じに戻ったので、無理に買い増しする必要もないし。
ちなみに師匠のブログ読んだら、若干傷付いたんですが、毎日ダートを走ってお遊び程度にジャンプとかしてれば、ドロでチェーン周りが汚れるのは避けようがない。
そういや、以前は、時間が無くても師匠にバイクを見せに行くときには、隙のないほどピカピカにしてから店に行っていたな。
今の職場は、好きなときにバイクを洗えるんだから、もうちょっと洗車にもマメにしましょうかね。