天雅日記令和版 

パワスポと開運がメインのブログです

DRZ400SM バルブ調整 中編

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DRZ400SMのバルブクリアランスは以下のとおり
 
吸気側 0.10から0.20
排気側 0.20から0.30
 
今回計測した結果、吸気側、排気側ともにクリアランスは0.20なので、これが通常のバイク屋さんとかスズキの直営店なら、「問題なし」で整備は終了。

ヨシムラのハイカムとかだと、レースで使うことが前提な事からマージンを取っているのか、もう少しタイミングが大きくなるらしい。
 
さて、このクリアランスですが、最小値が設計で言うところの完全な状態となるので、クリアランスの最大値である0.20だと、最小値である0.10に比べて吸器量が不足するはずなんですな。
 
そのためバイク師匠のセッテイングだと、この値では問題アリ。

これが不足すると、排気量に対して吸気が不足するんだから、当然カタログどおりのエンジン出力は望めません。
 
正確には高回転だと何とかなるけど、低回転とか中回転とかだと若干パワーが足りないエンジンとなりますし、高回転しか使えないエンジンならそれこそ2ストのような乗り方が必要になるので、町乗りなんかきついんです。
車体によってはクリアランスを下回っても問題の無い物も有るらしいですが、無駄な冒険は不要なので安全マージンの中で今回はセッテイングを出してもらいました。
 
さて話は変わりますが、今回の整備ワタクシが思い知ったのは、エンジンメーカースズキの底力。
エンジン内部の精度が非常に高いんです。
 
実はワタクシ、エンジンは基本的にはぶちまわすものと信じているので、オイル管理とかはけっこうマメにやっています。
 
レーサーハイカムとレーサーガスケットとか入れて、さらに無理にボアアップとかしているのなら、エンジンに無理をさせているのだから、お財布にも無理をさせて1000kmごとに交換とかするのですが、基本はどこまでもノーマルなのでそういうことはしなくても、3ヵ月ごとの交換は欠かせません。
 
理由は、オイルに求められる能力には、オイル本来の潤滑機能だけではなく、エンジン内部の洗浄とか、エンジン内部の部品の冷却とかも求められるから。
 
んで、エンジン内部の部品の冷却が理想どおりに行われないと、これが要因で部品が熱で歪んだりするんですわ。

歪まなくても寿命は格段に短くなることから、出先のパワスポのある山の上のほうで不動バイクが誕生してしまうことになるため、これを避けるべくオイル管理は経済的な困窮でもない限りは3ヶ月ごとに行っています。
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で、そのオイル管理の結果とドライサンプ式の相乗効果が、このエンジン内部のきれいさです。
※エンジンを開けただけで特に洗浄とかしてません。
 
さらに熱による歪みが全然無いので、13000km走行後でバカみたいに回す時も有る私が乗っているのに、カムチェーンとかまったくガタや伸びも無く、新品同様の精度のままなんですけども。
 
GPZ400Rのエンジンのエリミネーターなんざ、カムカバー開けたらいろんなところが熱で歪んでいたぞ、きちんと2ヶ月ごとにオイル交換していたのにさ。
 
さらにカワサキのザンザスも同様にオイル管理をしていたけど、ウエットサンプだったせいかカムカバー開けた時は裏が真っ黒だったしな・・・。

これも焼きついたし、しょっちゅう入院していたしな・・・。
 
スゴイや鈴木さん、次もスズキのバイクにしようっと♪
 
次回に続く