天雅日記令和版 

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ちょいと法律屋 百式事件第二部 46、暴走の電卓

今回通されたのは、予想に反して小法廷。

前回の裁判長の職権による和解も驚いたが、何よりも円卓では無いので俺が参戦できない。
事前に打ち合わせした戦術は、すべてが無駄となってしまった。

仕方がないので傍聴人席でくつろぎながら被告席を眺めると、今回も被告側には短気でありながら神経質そうな否王の弁護士(通称妖怪電卓ジジイ)と、線の細そうな偽予想GUY弁護士が一定の距離を保って座っている。

つーか、確実に、距離を取っているようですな、飛脚さん側の弁護士先生は。
まるで見えない壁でも作っているようにすら感じるんですが。ええ。

そして書記官が入室すると、電卓ジジイの暴走が始まった。
「ここにサインして。ここ!」
百式に乱暴に書類を突き出しながら、サインするところを指でつつきまくる。
下品極まりないオヤジだが、また無駄な威圧が始まったようである。

軽く困惑しながらも、下品なオヤジの指示には従わずに書記官にことの次第を質問する百式。

ウム、それでよい。
こんな妖怪電卓ジジイの威圧を素人が受け流すのは大変だが、そこに書記官を挟めば奴の異常さが際立つはずである。
てか、オヤジ。お前が直接原告にそういうことしたのは、必ずあとでこの俺が後悔させてやるからな。忘れんなよ、ジジイ!!。

ちらりと飛脚側の弁護士(偽予想GUY)を見ると、何事か慌てている様子が見える。
そしてそこに、裁判長の入廷である。

入廷した裁判長は、さらに驚かせる発言を行った。
ちなみに驚いた順番は、飛脚側の弁護士先生(偽予想GUY)、飛脚側の総務関係の人間、俺、百式の順番だろう。

「否王さんから、証人尋問の要請が出ています。原告側では証人を呼びますか?」
この瞬間に、和解から審議に差し戻されたことは確定で、審議に差し戻すということは第三者でも、判決結果が閲覧可能になるのである。

最初から、下請けのクセに法廷では身勝手に振舞っていた否王だが、ここに来て暴走までするとはねぇw

ふと横を見ると、傍聴人席に座る飛脚の人間は、驚きのためか小刻みに震えていた・・・。
ついでに言うと、朝10時からの公判のために朝食を採らなかったのか、腹がグーグー鳴っている。
ものすごくこの音がうるさいので、イラつくんですが。ええ。

マルチビタミンのグミなら有るけど、傍聴人席は飲食禁止だから、あげると俺も退席になるのでやめておくことにした・・・。