天雅日記令和版 

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ちょいと法律屋 百式事件第2部 36、主張はもう無く

否王からの主張は、もう無かったそうである。
まあ無いだろう。

てか、有るか無いかの問題ではなく、ユニークで奔放な認否主張をすればするほど、正論と被告たちの違法行為を前面に出した新たな主張で論破されるのだから、迂闊なことは言えないはずである。
まあ、まともな主張を積み重ねてきたのなら、まだ手はあるのだろうけど、最初からこちらをなめて掛かった結果が今の現状なのだから、いくら否王の法廷代理人であるとは言え、飛脚の手前から考えても主張が無いのは当然だと思う。
加えて、この第4回公判までに、原告側から出された主張にも充分に否認しきれていないのに、更に否王の違法性を追及した主張を、否王側の認否主張を突き崩す主張の中に織り交ぜているのだから、頭を抱えただけで、何も対抗出来ないのも当然である。

こちらからの新たな準備書面への反論が無いどころか、その準備書面に対しての補足書面を公判当日に提出した2段構えの作戦は、少なくとも被告たちには強烈な打撃になったようである。

頭を抱えながら、こちらからの補足書面を読み込んでいたらしいから、たぶんこちらの準備書面の穴でも追求するつもりだったんだろうが、その穴はわざと作っておいたんだよ。
採算度外視だから取れる戦術だけど、どこまでも有料契約でしか対応できない職業弁護士では、こういう手法は無理だろうし。

そして、最後に否王側の弁護士は裁判官からの主張はあるかとの質問に、こう答えたそうである

「主張は、もう、ありません」と。

それも、以前に法廷で、百式や裁判官をバカにしきった態度ではなく、しおれた雰囲気で答えたらしいから、人間状況が変われば変わるもんだねぇw。

それと同様に、飛脚側でもこれ以上の主張は「多分、ありません」と答えてきたそうな。

では、裁判は、いよいよ終盤戦に入ったということで、間違いは無い。

んで、肝心の飛脚側からの主張はというと・・・。