天雅日記令和版 

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ちょいと法律屋 百式事件第二部 32、2段構え、再び

翌日より、再び準備書面の製作に入る俺。

今回の準備書面では、再度2段構えの戦術を取ることにした。

否王のほうには労基法15条をもとにした主張で相手の違法な認否主張を潰しながら、飛脚の違法業務をベースにした例話を織り交ぜて主張しておく。

それと対照的に、飛脚のほうには、否王側の弁護士(妖怪電卓ジジイ)の遅刻を例に取った荷物の延着と、それから生じる窓口業務担当へのお客様からの過酷な糾弾が盛り込んである。

つまり、前回までは、否王と飛脚に同じ準備書面が届くことで、仲間割れが生じることを意図したお互いの誹謗中傷を喚起する内容を盛り込んでいたのだが、これを分けることから、お互いと連絡を取ることさえも気まずい状態にある現状では、双方の準備書面の内容が気になるためにこの準備書面への対応が遅れることを狙って、あえて準備書面を別々にしたのである。

さらに現状の否王側から出されたタイムカードの内訳は、飛脚側には大ダメージを呼ぶだけではなく、確実に行政処分も呼び込む流れとなると思うのだが、これを避けるための認否主張にもある程度は文書を作らねばならず、さらにこの準備書面が迅速に被告たちに届けられた日には、少なくとも文書で回答をしない限りは法廷での心象はさらに悪化する。

2日ほどで、こちらの作業は終わった。
後は百式が担当する、否王から出された時給計算式との差額一覧表が出来上がるのを待つだけだ。

次の公判まであと半月しかないが、証拠となる計算式なら、俺なら2日もあれば充分だから、3日もあれば問題無いだろ。
頼んだよ、百式