天雅日記令和版 

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民主党の弊害(政権与党として)

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自分の予想とは違い、民主党は単独で政権与党の座に着いた。

現段階で確保した議席数は303(8月31日1時時点)。
これが後どのくらいまで伸びるのかは分からないが、どのくらい伸びても実質は変わらないので、もうどうでも良い。

自分が予想していた状態だと、230程度の議席数を予想していたのだが、300を超えるとは驚きである。

明日にでも議席数が確定したら、通常の与党だと宗主国アメリカの大使館にでも挨拶に行くのだが、今度の与党はどうだろうか?

事実上は日本はアメリカの支配下にあるのだが、これはイメージ的なものなどではなく、ライフラインに関連する電力系は、大半がアメリカの株支配に置かれている。

事実上はどうとして制度上は独立国なので、どこの国とも自由に、そして対等に付き合う権利があるのだが、そんなものは制度上だけの話であり、実質的にアメリカ議会で日本に不利な法案でもバンバン通された日には、かなりきつい展開が待ち受けるのは間違いない。

世界は善意が支配するような生易しいものではなく、国家間においては悪意とエゴがぶつかり合いながら政策が決定され、その隙間に善意が存在するようなものなので
「こちらが善意で接すれば、相手も必ず善意で応じてくれるはず」
的な甘い考えで政権与党が誕生した日には、ものすごくきつい流れになると思うんですよね。

日本は加工貿易で存在するような無資源国なので、国際競争力になるのはあくまで人材と国際協調なのだが、この国際協調が曲者で、どの国とも対等に付き合うことはマイナスイメージしか残さない。
そのこともあり、今までは米追従路線でさまざまな点でその恩恵にあずかっていたのだが、イメージのみで国政を選ぶような流れでは、マジで日本の没落も近いかもしれないんですけども。

戦前の流れで敗戦前の日本なら、中国も日本を隠れた大国とみなしそれなりの付き合いを考えてくれてはいたが、現段階でアメリカに反旗を翻すようでは、国際的な信用はガタ落ちするし。

日本軍(自衛隊)が海外で活動することに付いて、神経質になっているのはせいぜい東アジア付近のみで、欧米ではその政策転換に賞賛のまなざしが向けられ始めても居たのだが、ここでいきなり海外派兵を取りやめれば、ここでも信用は下落するんですけども。

自分の好きだった漫画の「加治隆介の議」でも、海外派兵に付いて論じられているのだが、ウマイ例え話であったのでここで流用させてもらうと、台風で増水した河川に土嚢を積みながらの監視に、町の男集が総出で応じている際に
「これ以上は家訓で危険なことは出来ないから俺は帰る」
的な話があり、ここで帰ったらその地方でその家はどう思われるでしょうかというものが有った。

血も汗も流さずに尊敬は得られないし、ソマリア沖の海賊退治にも他国の軍艦のみにその責務を代行してもらって居たら、危急の際には日本国籍の船が見殺しにされる可能性だって生じてくるし、そうでなくとも経済的な視点から見れば、信用出来ない相手との取引は割高で行うのが慣習なのだから、長い目で見れば間違いなく国益に反するんですけれども。

そういうことを、薄ら甘い考えでのみ捉えていると、手痛いしっぺ返しを食らうのは今回投票した自分たちなんですけど、何でそういうことまで考えないのか不思議なんですが。

イラクの子供たちを見てなんとも思わないんですか!」
と声高に叫ぶ人に聞きたいんですが
イラクの子供たちみたいに、貴方の子供がなっても良いんですね。それでは?」
とか聞くと、ものすごく感情的な反論をしてきそうですが、清貧を甘んじて受け入れることが出来ないのなら、データーに基づかない反米や反自民などは口にするだけ野暮と言うもので、まずはエネルギー関連から日干しにされる可能性が高く、次は経済優先で安い農産物を海外から買い漁っていたこの食料自給率の低さがネックになって、けっこう簡単に日本の将来は頓挫しますよ。

法制度は国際的に整っては居ても、その法制度を執行する際には多少の人情が加味され、その結果を大きく変えて行きます。
民主党が政権与党になったことで、日本の国益が損なわなければ良いと考える次第です。

んだって、いきなり親米から反米にでもなったら、人情の加味はマイナスになりますからな。

追記
もって1年程度でしょうかね、この与党はw。