天雅日記令和版 

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6月16日 保護義務

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 行政書士を受けることに決めたときからもう3年も、可能な限り夕方のニュースには目を通すことにしている自分である。
けっこう時事ネタの細部が、試験問題に絡むことが多いのと、野次馬的な意味ではなく、世間一般ではナニがもてはやされているかを知るには、この夕方のニュースが一番公平な視線で見ているような感じを受けるからである。

今なら昼から暇なので、みのもんたの顔色でこの先の流れが読めたり、森富美チェ・ジウの見分けが付くようになったりしたのだが、ワイドショーではどうしても客観性が低いので、情報としての価値が低いのが困りモノだったりするのである。

んで、今日も冷えたトマトをドレッシングで食べながら、アイスウーロン茶で流し込んでいると、次のようなニュースが入る。

2006年06月16日07時36分
 東京都世田谷区内の商店街で04年8月、買い物中の歩行者同士がぶつかった事故で、当時91歳の女性の足の骨が折れるなどした損害賠償として、相手方の当時25歳の女性に約780万円を支払うよう命じた判決が15日、東京地裁であった。出合い頭の事故だったが、歩行障害に対応した自宅工事費などを合算し、異例の高額賠償命令となった。

 判決によると、同区の下北沢駅近くの交差点で、友人とともに歩いていた25歳女性が、道路脇の店に気を取られて、右側から歩いてきた91歳女性に気づかずに衝突した。91歳女性は右足骨折の大けがを負った。歩行障害が残り、外出時は車いすが必要になった。

 大嶋洋志裁判官は「健康な成人は、高齢者ら歩行弱者に注意を払い、衝突を避ける注意義務がある」とし、25歳女性が不法行為責任を負うと判断した。

 その上で、損害額は、90日間入院の慰謝料217万円、自宅内の段差をなくす工事費221万円など計約1000万円になると算定。ただし、91歳女性の過失も認めて3割を相殺し、約780万円とした。

○と言うようなニュースなのだが、この老人の娘がニュースに出ていた流れから察すると、この加害者のほうが誠実な応対をしなかったような雰囲気が・・・・。

このブログが炎上しても、どこまでも受けて立つ気の自分なので、はっきりと書かせてもらうのだが、最近の若者は前方から人が来てもまったく避けようとしないので、いつかこういう事件が起こるとは予想はしていた。
特に、ラッシュ時の駅の階段などでも、登り口の方が空いていると、若い女性は平気で降って来たりするのでたちが悪い。

無論、自分はそう言うときは避けないのでぶち当たるのだが、この時に舌打ちなぞをされるので、腹が立つことも有るのだが、優先権がこちらにある以上避ける気は永劫に生じないので、相手が身障者か老人などの弱者でも無い限り、この方針は死ぬまで曲げないつもりである。

で、今回の事件も、そのように加害者側の配慮が足りぬままに裁判となり、事件後2年を経て判決が出たのだが、それでもこの被害者家族にとっては、心身ともに癒えぬと自分は考える。

おばはんといっても差しさわりの無いその娘さんが言うんですわ。
「これで少しは、母も気持ちが晴れるでしょ」と。
「日曜は、地元の人は出ちゃいけない、みたいな雰囲気が強いんですよ」
「暮らしている人も居るんですから、邪魔者扱いは困るんです」と。

なんか、これだけで、この2年間を戦い続けたこの93歳の被害者とその家族が、どれだけ辛いかが想像出来るんですよね。

長くなるので、前後編に致します。

※画像はピンキーBSのラビットスクーターです。
本文とは、まったく関係有りません。