天雅日記令和版 

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6月17日 保護義務その2

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 自分の知人にも、似たような事例があり、タクシーを降りたところに女子高生の乗った自転車が突っ込んで来て老婆とぶち当たり、そのまま自転車は謝りながらも逃走、老婆があまりにも痛がるのでそのまま病院に行くと、左脛がぽっきりと折れており、その後3年後に永眠するまで車椅子での生活を余儀なくされ、移動を大きく制限されてしまったそうな・・・・。
無論、団地住まいながらも、小金は持っていたので、足腰が壮健なことも有り、よほどの雨でもないとタクシーなどは使わずに自力で移動していたのだが、この日だけはおり悪く雨の中での外出となり、億劫ながらもタクシ-での移動を選択したことから、このような悲劇に遭ってしまったのである。

この知人のときは、すぐに相談されたので法的に応対を考え、さらに事件現場が加害者の居る高校のすぐ近くだったことも手伝い、警察やら高校やらにも連絡し請求を掛けたのだが、最終的には加害者側は貧乏人で、裕福な被害者側の医療保険から請求が可能だったのでそちらから用立てたのだが、それでも後年は出歩くことも出来ないようになり、ボケも進み、最後は施設で永眠したのである。

この事例では、老婆一人の人生と、まだまだ先がある少女の価値を秤に掛けることはどうとしても、損害賠償と言う法的な判断から言えばその少女の注意不足が一人の女性の将来を大きく閉ざしたことに変わりはなく、さらに加害者側の「これぐらいなら」などと言う甘えから生じた事故としか思えないので、充分に回避できたと自分は考えるのである。
まったくこの小娘には同情出来ないですしね。自分としては。

それと、同様の事例で、潜在的な危険は、駅やら歩道などで身勝手に振舞う人には付き物だと考えて欲しい。

優先権がある歩道や駅の階段などで、それを無視して自分から高いヒールなどで突っ込んで来て、お互いが衝突してバランスを崩した場合なら、道交法で言えば一方通行を無視した場合に準ずるので、比率からいえば無視したほうが悪くなり、下手をすれば優先方向を遵守していたほうに避けるだけの余地が無い場合だと、10対0でそちらに全ての責任が行くのだから。

責任と一口に言っても駅の階段を、カッコばかり考えたド高いヒールで転倒して、そのまま階段の下まで転がり落ちた場合なら、下手をすれば一生身障者にもなり、そのときの年齢がまだ22歳とかなら75まで生きるとしても、残り53年間は寝たきりであろう。
その53年間の生活費が、自分の不注意だからとまったく支払われないときに、貴方ならどうするのかと聞きたいのですが。自分。

金額で言えば、逸質利益として給与を見ただけでも、年収300万円としても1億750万円にはなるし。
さらに、治療費と言うものも、何も知らなければ還付方法なども判らないので払いっぱなしにはなるしで、貴方のその身勝手な行為で家族にどれだけの迷惑が掛かるか計算してみると良い。
多分、この入院と治療費だけでも、軽く300万円くらいは掛かるような気がする。

「相手がよけてくれるだろう」では無く、「自分から危険に飛び込むような真似を厚かましさから重ねている」のだから、そのくらいの報いは当然だと腹を括っているのならまだ良いのですがね。

同様に、自転車の交通マナーの酷さに厳罰化を思案中との報道に逆切れしている方々が多かったのですが、これも法整備が必要なまでに身勝手な走行を重ねている人が激増した結果だということを受け止めるべきだと自分は思います。

なんにせよ、老人や身障者には労わりの気持ちを持つのは人として当然だし、マナーを守るのは当然だと自分は考えます。
マナーを破りたければ、いざと言うときにリスクを負うだけの覚悟があれば、まあ、それも良しだと自分は考えますが、マナーは面倒だから守りたくない、それでも大目に見て欲しいでは、落とし所がどこにも無いと思います。

そう言う身勝手な人への抑止力になるのは、自分の経験上では法律による抑止力のみで、それ以外ではなあなあで逃げようとする輩が多いです。

理想論を、感情論と言うあやふやなもので声高に叫ぶ人が多いのですが、奇麗事では世の中は動きません。
今一度傘よけのような、無駄なトラブルを避ける江戸の知恵風味なマナーの復活を望みます。ええ。

※画像はピンキーBSの浴衣姿です。
江戸しぐさと言うのはこんな感じかなと。