もとは霊応山平泉寺と呼ばれていた平泉寺白山神社。
そっちの呼び名の方が、個人的には格好いいと思います。
10年近く前に来訪した際には全山神気は高いのだが、神仏は若干お留守がち。
ちうか、時間配分を読みそこなった自分が、残照きらめく山肌を駆け抜けるように参拝したので、そんな不心得者には神仏も基本はスルー。
とは言え今回も中間地点であることには変わりはないが、大型バイクの利点である移動時の快適さで疲れがほぼないことと、今回は良いデジカメを買い込んでの撮影旅行も含むのでこちらもそれ相応にやる気はMax。
んで、まず、こちらは山の斜面沿いのかなり大きい寺社なため、存外に歩くのでおしゃれパンプス風味な足ごしらえではかなりキツイため、若干デートには不向きです。
また、初夏以降はやぶ蚊がすごいので、蚊に刺されやすい方は虫よけも必要です。
神気の強さは参拝方法で変わるので、基本は手をかざすとキャーなところから。
〇通常版
1、御手洗池
2、二の鳥居の向こうの苔原(三十三間堂跡地)
3、本殿周辺
これが真面目な御祈願(ガチ参拝)となるとこう変わります。
〇ガチ参拝版
1、御手洗池
2、開山社
3、本殿
4、越知南社(大汝社)
5、別山社
6、越前禅定道入り口
なんでこんなに違うかというと、ここは修行の場だからです。
手をかざしてキャーキャー的な、スマホ片手に話しかけながら浮かれて来るような人はいただけるご加護は総じて低め。
その逆に、近年発掘が進んでいる往時の修行場に思いをはせながらひたむきに神仏の加護を求めるとかな流れだと、元が真面目な修行者が多いのでいただけるご加護や、山頂から禅定道を経て御手洗池にお水飲みに来てお休みしている龍神様たちからいただけるご加護も多めに変わります。
ガチ参拝版の場合には箱根神社(権現)の奥宮にも似た神気に代わるので、参拝する人の心構えで大きく変わる寺社ですよ、こちらは。
るるぶ的なきれいな風景に心洗われに来るのも良いのですが、それだとガチ参拝版の1/200くらいしか御加護がいただけない感じです。
余談ですが、修験道というか仏道関連のご先祖がいる方ならばこちらに来るだけで高確率でそちら方面のご先祖が喜ぶため、以後の人生でキツイ時にお力のあるご先祖様からの援護射撃やアドバイスも来るようになるのでお勧めです。
キツイ時ほど、アドバイス一つで人生はガラリと変わりますから。ええ。