御祭神 虚空蔵菩薩 ほか多数
朝熊山と書いてアサマヤマと読む朝熊岳。
浅間山といえばあれだ、長野にもある活火山的な浅間山だけではなく、読み方を変えると浅間山(センゲンヤマ)ともなるので霊峰富士との関連も見受けられるが、語源に関しては所詮は古代史ミステリーで判らずじまい。
別ブログにもあるとおり、朝の僧侶の読経の響く中、荘厳な神気を感じつつも、他の参拝者は皆無な中で堪能してきましたよ聖地の金剛證寺を。
伊勢音頭の一節に
「お伊勢参らば朝熊(金剛證寺)かけよ、朝熊かけねば片参り」
伊勢神宮に参拝する際はぜひ立ち寄るとよいといわれていても、現代人は伊勢神宮が外宮やら内宮やら、二見興玉神社とか複数の伊勢神宮があるだけでも若干困惑するのに、さらにシメに朝熊山に行けとか聞いてもそれは確かに敬遠するのも無理はナシ。
真っ先にパワスポ的なご利益を書くと、一番神気が強いのは経塚群まで続く峻険な山道。
ここを徒歩で登るだけで充分に悪いものは落ちる感じ。
ちなみにこの経塚群が発見されたのは1960年の伊勢湾台風による被害に起因するのだが、それまでは一部登山者や修行でこの地を訪れる人にのみ語り継がれていた場所だったらしい。
この経塚群のさらにうえにあるのが八大龍王社。
つまり伊勢参拝では初日に二見浦に泊まり、その後外宮やら内宮とかを参拝してシメに朝熊山の山頂の八大龍王社に手を合わせるのだが、以前このブログでもお勧めした諏訪大社の参拝方法である「神様と一緒的」な参拝となるのでいただけるご利益はかなり強めな方向で・・・。
この金剛證寺は車でも簡単に行けるのですが、山頂にある八大龍王社にも車で行くのなら車両は最大クラスでもカローラーフィールダーが限界であり、86とかエスティマではおなかこするし、クラウンクラスでは道幅がきついのでやめたほうがいい感じ。
山頂に限って言えばバイクでも途中の勾配がきついので、エンストした際には立ちゴケの可能性が飛躍的に高まりライトな陸の孤島での立ち往生となることから、不安な方は金剛證寺の無料駐車場に車両を停めて、澄み切った神気を感じつつ徒歩で登るのがお勧めでやんす。
携帯電話使えるので、迷ったらマップ開いて登れば道に迷わないし。
一言だけアドバイスすると、経塚群を出て舗装された道に出たら、右に曲がって三叉路は真ん中を進むこと。