天雅日記令和版 

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ちょいと法律屋 百式事件第二部 13、第2回口頭弁論

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 1月のとある日、またも地裁にやってきた百式とワタクシ。
今日は第2回の口頭弁論で、相手側の弁護士が来る日でもある。

通常は第1回目の口頭弁論がセレモニーなのに対し、今回は第2回なので、まともな審議が行われるはずである。

以前と違い、小法廷の廊下には人がわらわらとあふれている。
とっさに飛脚の大弁護士軍団の可能性を疑うが、弁護士の数を増やせば増やすほど秘匿性が弱まることからも、こんなに大人数の弁護士は寄越さないはずである

この弁護士軍団は、自分たちと同じ法廷で、その後に審議される500万円の事件の証拠調べに同席する人たちで、エライ弁護士先生の鞄持ちや、その会社のどエライ人たちだと言うことが判明し、少しばかり安堵する。

最初は自分たちの審議であり、被告席にはどこかコータリン(神足裕司)に似た上質なスーツの男性が鎮座している。

んでも、一人だけ?
否王が全部の弁護士費用を支払うことに結果的にはなるんだろうけど、現状ではそんなはずはないだろうし、おかしいな・・・。

開廷直前、慌てた様子で、一人の長身の60近いスーツのオヤジが法廷に飛び込んでくる。
出席カードに記名し、慌てて被告席にそのオヤジは座り、百式をねめつける。
このオヤジが否王の弁護士らしい。
見た目は、バンキシャでよく問題発言を行う元東京地検の河上さんに似ており、少なくとも不満はすぐに顔に出るタイプらしい。

このオヤジ(電卓ジジイ)のせいで開廷が多少遅れたのだが、このオヤジ、法廷での態度も悪かった。
通常、法廷での裁判官での心象が大きくものを言う民事法廷では、その心象を損ねないように最大限度の努力をする。

少なくとも、裁判官から、回答書の不備を指摘されても怒り出すなんてことはしないし、法廷で頬杖を付くようなこともしない。
ましてや、ふてくされたように、次回にはきちんとした回答書の提出を、いやいや約束するようなことまでは、わざわざ口には出さないものである。

審議終了後、次回からは通常ベースでの審議に変わることを告げられる。
今までは、原告が素人だと言うことで、審議速度は抑えられていたのだが、素人がきちんと対応可能なのに、玄人が対応しないのだから、この裁判官の判断も正しいものなのは間違いないが、あの訴状のボリュームに対し、まともな回答が1ヶ月程度で出せるとは、素人の俺でも思わないんですけども。

廊下に出ると、初めて会ったかのように、コータリンと不満オヤジ(妖怪電卓ジジイ)が名刺交換を交わしている。
こちらを歯牙にも掛けないその態度に、自分は一計を案じる。

俺「腹減ったなぁ、昼はパスタでいいかい、百式さん?」
百式サイゼリヤでワインですか?いいですね!」
俺「バカ言っちゃいけないよ。夜から仕事だぜ。こんなくだらない訴訟のために、仕事なんか休めないよw」
百式「残念だけど、夜から仕事だから、無理は出来ないですよね」
てなことを、法廷の廊下で大きめの声で話していれば、こちらの戦意はくじかれていないことは充分に伝わるはずである。

案の定、弁護士二人はそそくさと立ち去り、一人は階段に消え、一人はエレベーターに去る。

エレベーターに去り際、こちらを何の気なしに観察するコータリン。
先ほどの苦笑を続けていた眼ではなく、武闘派ヤクザが作戦を練るときの、獰猛なものである。
それを偶然見たこちらを察したのか、それとなく元のまなざしに戻し、立ち去っていく。

一人はどうとして、一人はやはりエース級である。
赤い彗星ではなくとも、パプテマス・シロッコぐらいには使うようだ。

否王は頭が悪いから本気でも、飛脚まで本腰を入れているのは間違いない。
お互い、利益のために負けるわけにはいかないのだが、楽しんでいる分こちらのほうが絶対的に有利だろう。

さあ、次は、どう出てくるのやら?

続きは明日 ※某飛脚便は立川○ミネで、下請け業者に身分偽装を強要していますw。