古のころから続く聖地でありながら、それゆえ地元の大人には若干人気が低めな素晴らしい霊山がここ高尾山。
そんな高尾山まで自分が来たのは、中古なのにニューマシンな叢雲(ZZR1200)の交通安全祈願にはこちらに行けと複数の神仏に言われたから。
先にレビューを書くと、交通安全祈願というものはその寺社の守護方法により若干の差異が出ることが多く、なかでも有名なのが高幡不動尊の交通安全祈願による守護だと車が大破しても中の人は無事的なものであり、どうせなら車も無事に守ってくださいよ的な方向ではあるので、車両が大事なら大事なほど高幡不動様では交通安全のお守りは買わないことにしているワタクシ。
ちなみに業務用の車両には良く高幡様のお守りシールは張る。
理由はアレだ、いわゆる事故成金だ。
どうせ事故るなら仕事中だし、車両は自分のじゃないから大破してもあんまり困らん。
大破させたことはないけどな。
こちらの交通安全祈願は霊山の高尾山の中腹まで登山者をかき分けながら車両で登り、そこで祈願を受けるとかな21世紀では若干迷惑極まりないようなものではなく、国道20号線からすぐの駐車場内に併設されている祈願所で行うシステム。
奥宮が山頂にあっても普段参拝するのは里宮である祈願所というのがお山系の寺社には多いので、無理に上まで登らなくても不便はないのだろうが不安はあるのでそのことも含めてレビューさせてもらうと、きちんと45分ごとに神職(修験者風味)の方がお山から下りてきてくれて祈願してくださる。
それも太鼓とほら貝と読経の祈願をパーソナルで行ってくれるので(人が多いと合同)、その分守護力は高い。
てか、ほら貝が吹き鳴らされると、山の上の方から複数の神気が下りてくるのには驚く。
それも風が逆巻くように舞い降りてくるのが判るので、山上の祈願所で会社命令で無理やり高尾山の登山に付き合わされてご機嫌斜めなうえに、ついでに無理目な野望にも近い願望をおねだりする低俗な輩が居ないのでその分神気が降りやすいのだと思われる。
つーか、上で変に手を合わせるよりも、こちらで手を合わせるほうがタイミング次第では良いのは間違いない。
特に今はイベント中なので、単なる登山者があふれていることも鑑みればこちらで交通安全を祈願するほうが良いのは間違いない。
それと、ここが一番重要なのだが、高尾山で交通安全祈願を受けた車両の特徴は、その車両の周りに幾重にも防壁が張り巡らされるように守護されるので、事故を含むあらゆる災難から天狗様が守護してくれるために車両と一体化してくれること。
申し込んだのが5000円コースだから3000円の場合はこうなるか判らないが、少なくとも叢雲はそうなった。
交通安全も高尾山がおすすめですな…。
追記
しかし高尾山には大きな問題がある。
理由はこれだ。
祈願で行ったうえに、当然のようにお山にも上るのでいつものように電車ではなくバイクで来た自分だが、ここでまさかの駐車拒否。
料金徴収係の体も声もデカい態度の悪い下品な老人が、野良犬でも払うように
「バイクは止められないから!」と手で追い払う始末。
メットのシールドをあけて
「祈願できてんだ、どけ!」と一括するワタクシ。
悪びれもせず、「ああ、それならそこを右だから!」と料金徴収係の態度の悪い老人。
交通安全祈願所で休日でもないのに何でバイクが止められないのかと尋ねると、駅前なら止められるとの回答。
ちなみに駅前も満車であり、この高尾山の駐車場には若干の空きがあるうえにワタクシ祈願で来ているんだから、参拝で登る場合には2時間くらいの猶予はくれてもよさそうなもの。
というか、全国の寺社にバイクで参拝しているワタクシですが、バイク置けない寺社なんて初めてだよ。
都会の真ん中にある浅草寺でさえバイクは置ける、しかも無料で。
高尾山とは比べものにならないほどの来客数の富士浅間神社でも、これは同様。
それゆえ、俺が書かないと説得力が無いから書くが、バイク乗りやお高い自転車にお乗りの方は、高尾山には行かない方が良い。
手を合わせに行って不快な思いをするのは俺だけで充分だし、それゆえに態度の悪い老人に一括されても瞬時に言い返せる自分が今回呼ばれたのだと思う。
これだけの素晴らしい守護力があるのに、関係者の不誠実な応対でその恩恵に浴せない方が多いのだから。
近くの氷川神社ならとバイクも停められるとの話しだが、それなら普通に昇殿参拝(御祈願)の人はそこがいっぱいなら帰るしかないのはおかしいから高尾山の名誉のためにも交渉するつもり。
事前に予約したらおけるとかしないと、他の寺社に劣ることになる。
いにしえからの聖地ゆえ、柔軟に対応してもらわないと関係者の見栄がズタボロになるのは問題なくても、飯縄大権現さまの名が下がるのはのは我慢ならんからな。