経営的には気まずかった箱根樹木園も、今はこの九頭龍神社様への参拝者への入場料を確実に徴収することで、危機を脱した雰囲気を感じる今日この頃。
箱根元宮に行く関係上、ロープウェイの麓にバイクを置いて歩いたんですが、それでも片道で２０分近くは歩きます。
確か２５００円だかで、遊覧船で来れるうえに神主さんのお祓いまで付く月次祭のほうが、都市部に在住のあまり健康には自信の無い方ならオススメでしょう。
さて、パワースポット的な流れで言うと、旧いはしけのある弁財天社から九頭龍神社までが強いパワスポでした。
正確には、そこから頂上にある奥宮まで神気が通って行くのが分かるほど。
九頭龍様の神気が強いのではなく、箱根という文字通りのパワースポットにあることから、元の九頭龍様の神気が倍化されている感じです。
ちなみに特に高い志も持たない一般人が参拝するのなら、元宮よりもこちらの九頭龍様で祈願するほうが良いのでしょうが、それよりも普通に箱根神社様で参拝するほうが好い感じ。
その理由は御眷属様の違いにあり、古くから一般大衆のお悩みを聞き神様に取り次いできた箱根神社の御眷属様は、眉間にしわを寄せてしまうような２１世紀のお悩みでも無理を承知でお伺いを立ててくれますが、九頭龍様の場合には元が修験者とかの守護のために働いてくださる流れが強いことから、身勝手な参拝者にはそれほど優しくしてくださらないような気がします。
同様に弁才天様も、一つの道に打ち込み、寝食を忘れるような努力家をサポートするのは大好きですが、若干アレな人には冷遇する流れです。
箱根神社とか言っているけど、元は箱根権現と言う名称だったんだから、ここは観光地じゃなくてリアルに修行の地。
それも修験者の一部が風魔忍軍になっていたほどの、リアルに山岳信仰の強い土地の守り神様なんだから、ふやけた２１世紀の身勝手なお願いには冷遇気味でも当然なんですよね・・・。
真摯に人生を祀り変えたいと願う人の参拝なら良いでしょうが、パワスポブームでキャーキャー系の人には箱根神社の分社様で充分でしょう。
民間向けの弱ったお願いでも聞いてくださる九頭龍様は、どちらかと言うと檜原村の九頭龍様のほうが近いような気がします。
土地のパワーは凄いんだけどね。
でも、その土地のパワーを生かすためには、箱根神社と箱根元宮に参拝しなければ意味が無いし。
ちなみにここも箱根元宮と同じで、我が身を捨てても国家を守りたいと考える崇高な人には、全力での守護を与えてくださいます。
選民思想に毒された低俗な宗教の導きではなく、聖地である箱根の神気を感じ、真に国のために生きる気概と熱意を持って参拝することが出来る稀有な方になら、箱根九頭龍大神さまは限りない守護を与えてくださいます。
今回の東北関東大震災（東北地方太平洋沖地震）の被災者の方々の復興や、この国の建て直しを望むのなら、どうか早めに参拝してみてください。
参拝する皆様の温かい気持ちの一つ一つが、基本スルー風味の竜神様たちの温情を招く流れに乗るはずですから。
どうか、今回の地震の被災者の方々が、一日も早く元の平穏な生活に戻れますように・・・。
