天雅日記令和版 

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5月1日 三峰へ(後編)

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 意外に空いている秩父市内を抜け、横瀬の正丸峠に入るころ、後方から白い車体が迫る。
邪魔なオフローダー2台を抜き、俺の後方に付いていたので先行するように手で合図を送る。

先ほどから俺をも抜こうとしていたのだが、こちらが意外に早いと感じたのか抜くのをためらっていたので、先行させることにしたのである。
まあ、見たことが無い車体なので、こちらも車種を確認したかったのだが。

横手をパスしていく車体に対し、こちらも猛然と加速を掛ける。
恐らく国産のリッターマシンだとは思うのだが、意外に加速が早い。
てか、マジで早い。
加速が鋭い。

そしてコーナーでは、自分が狙うのと同様のポイントで姿勢制御の後輪ブレーキを掛け、一気に立ち上がる。
追いつけそうで追いつけない。

このDRZに変えてから、いくつものバイクを峠でカモにしてきた俺だが、この車体には叶わない。
ライダーの腕は恐らく同等だが、排気量の差から来る余裕で、徐々に引き離されていく。

もう少しリヤサスを煮詰めておけば、まだ追い付けた。
あと、ノロジーのホットワイヤーで点火を強くしておけば加速も良くなっただろうし。
師匠が嫌がったけど、バクダンキットをすぐに組めばよかったかも。
いいチェーンさえあれば、せめて追い詰められたのに。

悔しいのでこちらは真剣になり、コーナーで気合走りに変え、下りで一気に差を縮めようとすると、ステップを擦る感覚に気が付く。
リヤタイヤに山が無いので剛性が低く、パワーが掛けられないので無意識にヒザ擦り寸前まで倒しこんでいたのである。

遠ざかる白い車体。
車種がなんであるかさえ分からないが、大排気量で鋭い加速を叩き出すエンジンだけではなく、こちらがリヤが跳ねたコーナーでもまったく動じずにパス出来た足回りは驚嘆に値する。

帰宅後ネットで調べると、その車体はドゥカティ848であった。
お値段は189万円。
パワーは129馬力の、トルクが9.8kg。

うーむ、峠では宿敵やも知れぬ。

んでも、値段が100万円違えば、これだけ差がつくのも道理かも。
排気量は倍で馬力は3倍、トルクは2倍強。

ムカつくから、俺も50万円くらい金掛けるかDRZに。
多分早すぎて、扱えなくなるけど。

この後、名栗から青梅の間で、国産車を何台かぶち抜いたが、あれほど早くは無かったので、やはりライダーの腕の差は歴然としているのかもしれない。

負け犬の遠吠えに聞こえるかもしれないが、バクダンキットを含むファインチューンで、マフラー交換まで行かない車検対応セッティングでいいところまで行くはずである。

んでもまあ、師匠が言うに、「いい経験」が出来たから、今回はよかったんだけどさ。
やっぱうまくて早い奴とやらないと、自分の車体の限界が見えないから、上達にも限界が出てくるし。

しかしまだまだDRZとは、よい付き合いが出来そうである。
KLXもダートでは最後まで使いこなせなかったが、舗装路なら余裕で乗れていた。
DRZは助走路でも400だから、スキルが上がっても最後まで使い切ることが出来るかどうか。

楽しみ楽しみ。

追記
こういう痛車風味なグラフィックもやりたいんだけど、色々と問題がなぁ。
40オヤジがこういうバイクでは、通報されるかもしれないし・・。
いや、マジで。