天雅日記令和版 

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9月21日 80万でもムカつくし!

 師匠のお店(MC-CAFE)に立ち寄り、念願の足まわりのオーバーホールをしてもらう。
本当の念願は、愛車DR-Z400SM(愛称ユニコーン)にバクダンキットを入れ、別パーツでAIもキャンセルしてもらい、リアとフロントのショックをそれぞれオーリンズででも固めたいが、ノーマルの最良状態を知っていないと、強化しても良さが分からないため、まずは足回りのオーバーホールから始めることにしたのである。

加えて、俺のヘタレな腕では、40馬力でももてあまし気味なので、これ以上のエンジン関連への強化よりもまずは足回りの最適化から始めるほうが、愛車とのより良い関係も構築できるはずなのである。

すでに発注済であったメッツラーのレーザーテックを履いたついでに、アルミのホイールリムにエクセルのデカールを張る。
つーか、スズキ、このくらい工場で張っておけ。
いくらコストダウンでも、これが張ってるといないとじゃ、値段が3万は違うように見えるぞ、マジで。

タイヤ交換後に、周囲を一回りしてみる。
さすがメッツラー、スキール音がしても、その後にすぐにグリップが回復する。
わざと倒しこんで、後輪を滑らせても、狙い通りにグリップが回復するので、これならさらに無理が出来そうである。

師匠のお店に帰還後に今度は足回りのオーバーホールをしてもらうことにする。
なぜなら新車納品時に、アクセルワイヤーと、クラッチワイヤーをこのお店で注油してもらったのだが、その際に、ちょいと恐ろしい言葉を師匠の口から聞いたのである。

「多分、グリスアップが必要なところには、グリスが錆止め程度にしか塗っていないから、エンジンとかに手を入れるよりも先に、リンク部分にグリスアップしたほうがいいよ、本当。」
んま、でも、21世紀の品質管理と、さらに2年間は新車保証が付いているのに、工賃と材料費でも3千円も掛からない手間を、意地だけで叩き出す世界最速を、カワサキと演じ続けているスズキが怠っているとは思えないのではあるが、物は試しとまずは足回りのオーバーホールを依頼したのであった。

が、甘かった。

グリスがきちんと封入(塗布ではなく、たっぷりと盛り付けいる状態が普通)されていれば出来ない当たりが、フロントのステム部分に出来ている。
これは納車半年で分解しているから削れていないが、面倒がって車検時(納車後3年)にでもしていたら、ガリガリになって交換が必要なのかもしれないんですけれども・・・。

つーか、2年の保証が切れる寸前にその状態をデジカメででも撮影し、スズキにクレーム入れたら、このステム部分やリンク部分は全交換だから、その保証費のほうがデカイと思うのは私だけでしょうか。ええ。

さらに、車体の安定をつかさどる、すべての運動性の源といっても差し支えないリアのリンク部分が、すべてグリス切れを起こしている。

ここもまた、半年での分解整備のために、特に重大な問題は生じていないが、同様に車検時にでも分解していたら、とんでもないことになっているんですけど、スズキさん!

本当は、フロントショックのオイル交換も依頼したのだが、なぜかフロントが8角形のボルトになっており、さらにはそのサイズが50ミリという大きさなので分解は出来なかったのだが、グリスアップした状態で、再び試乗してみた。

んー、なんかダッシュ力が落ちているような・・・。
加えて、フロントが弱いような気がするんですけど・・・。
やっぱ、前が沈むなあ。

んでも、気が付くと、凄いスピードが出ているな。
ブレーキは良く効くな。
さらに、リヤの追従性が高いから、コーナーでの立ち上がりが早いし、逆バンク気味の小さいコーナーでも、恐怖は無いな。

再び師匠のお店に帰還後に、上記を説明をすると、それだけリヤが動く(伸びきる)ようになったので、フロントが沈むようになったとのこと。

これできちんとしたセッティングが出せるようにはなるのだが、ようは、今までは油切れのために、このすばらしい足回りを堪能していなかったのである。

そして、ダッシュ力が落ちたような気がしていたのは、今まではサスがその仕事をしていなかったために、スタート時にリヤが跳ねてしまい、力が逃げていたとのこと。
それゆえに、リヤが落ち着かない状態での危なっかしい加速状態を、ものすごい加速感と勘違いしていたのである。

んで、自分的には、80万円も出した新車でもこんな状態での工場出荷では頭に来るのだが、世界最速のハヤブサ(200万円以上!)でもこの状態の出荷らしいです。ええ。

つーか、こんな状態のリヤ周りでは、300kmも出したら危ないだろ、絶対に!

ちなみに、日本の4大メーカーは、全部この状態が標準だそうです。

次は外車にするかも俺様(泣)。