購入後もう三度目となるフロントフォークの整備。
整備自体をMC-Cafeのバイク師匠にお願いするのは大人としては当然である。
工業高校機械科出身の自分なので、師匠に会う前には怪しげな整備を地力でこなしていたのだが、同じワイヤーインジェクターを使うのでも雲泥の差が生じることを目撃してからは一切自分では整備していない。
会社のトラックとか、会社のフォークリフトとかは自分で整備しても、基本的に命を預けることになるし宝物でもあるバイクは、自分が信じ抜いているプロである師匠に整備してもらう以外の選択肢は存在しないのである。
師匠が言うに、お勧めは毎年のフォークオイルの交換だが、プロレーサーでもないヘボ親父的には2年毎の交換でも違いなんか判らないと信じていた。
ちなみに今回は、4年ぶりにステム部分のグリスアップもついでに依頼。
んまあ、新車時のグリス塗布から封入状態になっているのでさほど神経質になる必要は無いのだが、どうせフロント部分を整備してもらうのならここもやってもらうほうがいいと思うのでお願いしてみた。
てか、メッツラーZ8に変えてからタイヤの剛性が高い反面、その反動から車体各所にストレスが掛かるので、こまめに手を入れておかないと寿命が短くなりそうだからである。
んで、フロントフォークの整備の効果は充分なものがあり、フロントのぽよよん感が消失している。
ぽよよん感とは言え、これはきちんと整備している車体で、さらに元がいい感じの足周りとフレームで構成されている車体で無いと感じ取ることは非常に難しい。
何より、メッツZ8レベルのタイヤに前後を換えなければ、このぽよよん感の消失自体に気が付かなかったので、あんまし敏感で無いと自負する方ならば3年ごとの交換でもOKですが、それでもフロントの設置感は軽く3割は増す感じなので、ハイグリップタイヤの寿命の短いヤツに履き替え続けるよりもこのフロントフォークの整備のほうが良い感じのチューニングになるような気がします。ええ。
寝かしこんだときの剛性も高いし、サスの反動を利用しての素早い切り返しにもフロントの設置感がキープされるので、大排気量車の峠攻めで登りコーナーの最速に命を掛ける方こそここを整備する必要があるような気がします。
ちなみにZ8ですが、ロングライフなのにグリップが凄いので、これ以上のハイグリップはもはや不要な気がするんですが・・・。