天雅日記令和版 

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大市民日記6巻

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恐らく本刊で、リアル最終刊となるであろう大市民シリーズ。
 
今までの大市民シリーズは、大市民Ⅱの第二巻以外は全部所持している自分だが、この大市民日記シリーズが読んでて一番イタかった。
 
初期の大市民では、大人の男の色気を随所に感じさせてくれた秀作であり、ワタクシの45歳の理想像が、この大市民だったことすらある。
 
ちなみに30歳までは、シャア・アズナブルw。
んでも、40になって、逆シャアを見直すと、ずいぶん器の小さい男だと思うので、やっぱりせいぜいが30歳までの目標にちょうど良い人物だと達観。
 
ララァも良いけど、ナナイは最高だろうがよ!!
まあ、クエスはイヤだけど・・・。
 
自分は元来、ものすごく傾倒しやすいダメな人間なので、未だに居住性のみが高いミニバンとか、安易で怠惰な趣味が嫌いなのも、このシリーズの影響なんだと思う。
 
料理をするのも、この大市民の影響が強い。
体を未だに鍛えているのも、この大市民の影響。
飛脚便や否王と正面から揉めなければならないようなことになったのも、あの法廷代理人に品性を感じられなかったことが、最大要因の一つだったりするほどである。
 
で、本作なんですが、主人公の山形鐘一郎そのものに、品性がなくなってきちゃったんですけども・・・。
 
ファンド系の人々の生き様に、確かに魅力は感じないけど、そういう職種が居なくては経済戦争に負けることは必定で、マスコミも面白がって持ち上げていただけなんだから、しつこくホリエモンネタで引っ張るのは辞めて欲しかった・・・。
 
自分も亀田ファミリーは長男以外は嫌いなので、あそこを攻撃するのも間違いでは無いとは思うんですが、絵もどんどん雑になるしネタも小ぶりすぎるので、この単行本を所有していることこそが恥ずかしいような気持ちになってくるんですよね。
 
要約すると、じいちゃんの小言を延々と聞かされる、小学生の孫のような気持ちになるんですよ。
色々と物知りで、優しくて年の割にかっこ良かったじいちゃんが、けっこうな勢いで偏屈ジジイになったら、やっぱり落胆するものでしょ?
 
ちなみに、本シリーズのスピンアウトである大市民 番外編クラシックガレージは秀逸です。
これの続編をやってくれないかなぁ・・・。