百式事件第二部 ２４、マイコは貪欲

法定義務を否王が犯していることから、時給問題に連なる主張合戦は避けられそうだが、ここでだめ押しに大作教に頼んで署名を集めることにしてみたのが・・・。

百式の携帯に、大作教小平支部の、青年部の部長から連絡が入る。

以前、俺には百式の裁判へのサポートを頼んでも、大作教自体はそのサポートは巧妙に断り、百式を見殺しにすることを決めたくせに、ことあるごとに裁判の進捗状況を知りたがるのである。

前回も
「手伝えることはなんでもします。気軽に何でもいって下さい」
と言うので、日時を決めてわざわざ支部まで俺も同伴で状況を説明に来訪すると、大作教の信者でないことから支部への入室まで断り、陳情さえ聞けば、後は見捨てても問題ないと決め込んだはずなのだが、上のものから問いつめられたのか最近ではしつこく
「大作教の信者の法律家の方への相談さえ絡まなければ、何でもお手伝いさせて下さい」
と変わったので、大作教がらみでも良いので、１００名以上の署名集めを百式に指示しておいたのである。

で、その回答はというと・・・。
「教団の名前が出ないのなら問題ないのですが・・・」
というものなのではあるが、どうやっても教団の名前なんざ出ないんですが。　

つーか、そんなに文句があるんなら、最初から絡みたがるんじゃねーよ。
もともと、偽善者の大作教に手を貸してもらおうとは思っていないが、あれだけしつこく百式にメールが来るから、絡ませてやろうという温情で依頼しただけなんだがな。

やっぱ、百式が同志とは言っても、マインドコントロール（マイコ）がばっちり効いている大作教じゃあ、とにかく上の者にお伺いを立ててからじゃなきゃ、同志の危急にもお返事もなにもできないらしい。

この件で俺はよく分かったことがある。
大作教が低俗な人間の集まりだと言うことを。

同士を助けたと言う実績は欲しいし、大作先生がたくさん出している月刊誌でも派遣問題については取り扱ってるからその情報も欲しい。
んでも、基本は教団は動かないで情報や名誉だけを欲っして、「大作先生のおかげです！」的なマンセー信者の成功談のエピソードに一枚かむのだけが狙いなので、口だけでエールを送るのが限界なのだろうねぇ。

マイコが利いているくせに計算高いから、いつまでたっても評判が悪いんだよ。

手は貸したくない、名前が下がるのは怖い、んでも上から叱られるのはもっと怖いから、どこかで貪欲に帳尻を合わせたいらしい。

イヤな団体だこと・・・。