天雅日記令和版 

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科学博物館撮影記(4)

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お目当てのゼロ戦21型改は、2階にあるのでまずはそちらに行くことにする。
エスカレーターで2階に上がり、手前に宇宙関連の展示物があるが、目に入るのは濃緑色の21型のみ!
足早に21型に近づくと、ゼロ戦の特徴でもあるフェアリングが外されており、自分の想像と若干違い、けっこうショック。

そのとき学術関連のボランティアが、ガキをぞろぞろ連れて説明に来る。
説明によれば、この博物館の目玉の一つでもあるらしいのだが、靖国神社ゼロ戦に比べると、なんか展示の仕方が雑に感じるんですけど。

まあ、あちらの展示物は、英霊の方々の遺品なのだから、それこそ別な意味の愛情や念も込められているのでしょうが、こちらの機体は学術的な意味合いでのメンテナンスはされていても
「無理に無理を重ねて購入した、嫁よりも家族よりも愛しているバイク」
のような、執着の籠められたメンテを期待しては間違いですな。ハイ。

んでも、こうしてゼロ戦の下をはじめて見たが、装甲板などにはけっこうなガタツキが見えるんですけども。
着艦フックは切削ではなく鍛造品だろうけど、イマイチ精度が悪いような・・・。

前に回り今度はエンジンを見る。
エンジンは信頼性の高い空冷だが、空冷エンジン同士が近いので、これでは全力で飛んだら簡単に焼き付くだろ?
OHVで加給機が付いていたらしいが、DOHCは期待していなくてもSOHCですらなかったとは、これでは出力が低くても仕方が無いかも。
紅の豚のポルコ・ロッソの愛機でも、見た目はSOHC(DOHC?)なのになぁ。

んでも、この方式のほうが、整備率とかは高いから、実践向きなのかもしれない。
なぜなら、DOHCのバルブでは、レース用の車体では1レースで取り替えることもざらなので、戦争で物資がバンバン消費されるような状態ならば、すぐに不動機の山が出来ると思われるからである。

余談だが、08年に発売されたヤマハの新型のWR250なんかだと、バルブにチタンを用いてあるのだが、チタン合金バルブと言い換えて表示しているそうなので、チタン含有率は低そうである。
チタンが高濃度で合金されているほど、高回転時のバルブフリクションは軽減されるが、その分持ちが悪いので、市販車とかでも1年くらいで交換が必要になるはずだから。

目を凝らすが、フェアリングが無いために主武装の7.7ミリ機銃が分からない。
その逆に翼に目を向けると、20ミリ機銃はしっかり見える。
あんなので撃たれたら、人間なんかバラバラですな。やっぱり。