裁判当日、被告たちはみな欠席であった。
裁判官は、「次回の口頭弁論までには、もう少しきちんとした回答書が出てくることでしょう」と告げ、被告たちへの不快をあらわにしていた。
狭い法廷には、陰気な空気がよどんでいる。 それもそのはず、多分ここは重犯罪人を裁く小法廷。 多分、こういうところで、死刑判決とか出されちゃうんだよ。多分だけど。 原告席には、紺のスーツで決めた百式が座っている。 ダブルのスーツと、普段は蓬髪で汚らしい髪をセットしたので男ぶりが上がっている。 肌が弱くて剃れない無精ひげも、「皮膚病が悪化して死んでもいいから剃れ」との俺の指示で今日だけは剃らせたのだが、意外に誠実な人物に見えるから不思議である。 まあ、靴は金が無いから、いつものスニーカーなんですけどもw。 閉廷後書記官のお姉さんに呼ばれ、書類の不備を指摘される。 それに加え、こちらからも訴訟に関し質問をすると、持参書類とその欲する書類との関連を知り、その書類の取り寄せ方法「文書提出命令」に付いて、書式をコピーして渡してくれる。 単なるセレモニーでしかない第1回口頭弁論は終わり、次は来年1月の第2回口頭弁論である。 それまでに、きちんと準備書面と関連文書を提出することと、指摘された証拠説明書を作成しなおすことを約束し、自分たちは八王子の地裁を後にした。
そして今は2009年の1月だが、未だに被告たちからの新たな回答書は来ない。
こちらはと言うと、すでに準備書面はある程度完成しているのだが、早く出す必要性も無いことから、正月明けに出すことに決めている。
こちらはと言うと、すでに準備書面はある程度完成しているのだが、早く出す必要性も無いことから、正月明けに出すことに決めている。
何気なく正月休みで暇つぶしに酒を飲みながら2ちゃんねるを見ると、どうやら否王と飛脚の縁は切れたようである。 まあ、うまく否王は飛脚に、裁判を理由に契約の更新を拒まれているのだろうが、恐らくは今後の取引は無いはずである。 詳しくは書けないが、この事件、色々と裏はあるが、大事件の発端が、せいぜい40万円の解雇予告手当ての不払いから発生しているのだから、飛脚も否王と縁を切りたいのは当然であろうから。
戦いはまだ続くが、今のところ進展が無いので、今回をもって第1部を終わらせていただく。
ちょうど40回ですし。
もちろん、第2回口頭弁論以後の動きも、きちんとこのシリーズでは追うつもりである。
時給1300円の派遣労働者の中年オヤジの二人組が、年商87億円企業と、日本を代表する物流会社を相手に戦うなんてのは、ロマンがある話だと思いますから。
自画自賛なのが、ちょいと哀れなんですがね・・・。
時給1300円の派遣労働者の中年オヤジの二人組が、年商87億円企業と、日本を代表する物流会社を相手に戦うなんてのは、ロマンがある話だと思いますから。
自画自賛なのが、ちょいと哀れなんですがね・・・。
※つー流れだったんですが、来週の金曜(1月16日)が第2回口頭弁論なのでバンバンネタも集まることから、このシリーズは随時更新して行きます。
法律職では無い一般人で、弁護士さんにお願いするお金も無い方は、よろしければこのブログを参考にして、自分のためのみならず、職場の仲間のためにも闘って欲しいものですよ。ええ。
続きはいずれ
※某飛脚便はアマゾンさんと提携しています。
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