顧客の祈願のために、朝から術を使い続け、疲れることしばし。
メルマガやサイトを再開していないおかげで、誰も幸せにならないことを強硬に祈願する人が来ないので、これでもダメージは少ないが、その分深刻な悩みを持つ人たちが多いので、これはこれで確かに疲れては行く現実はある。
んでも、術者や占い師というものは、元来はひとさまの悩みを助けるのが仕事なのだから、こういうことを苦にしていては務まらないのかもしれない。
ただ、誰も幸せにならない願いというものは、叶った後もまた心が渇くので、こちらとしてはやりがいなんか微塵も感じられないんですが。ええ。
落ち度が無いのに他人から恨まれる人や、行きがかり上損な役回りをして傷付くような人は、誰かが相談に乗らないときつくて仕方が無いものですゆえ。
そういう人々の現状を形代に書き、祈願してのち海や川に流すと、なぜか苦難も去っていく。
相談されている方々の苦難が解消するようにと祈りながら、そっと川に流すと、体の芯に溜まっていた重りも一緒に流れて行くのを痛感する。
悩んでいる方々が、1日も早く楽になりますように。