台風やら雨天やらで、後輪ハゲ坊主なままですでに二ヶ月も過ごしたわたくし。
ハゲ坊主にバクダンキットのパワーはドリフト走行を常に引き起こすため、せっかくだからと日々ドリフトのコツを習得していたのはナイショだ。
40過ぎのオヤジの乗るバイクが、早朝に意味無くドリフトするのだから善良な市民の方々には迷惑このうえないと思うのだが、忙しくてタイヤ替えに行けないのだから勘弁して欲しいと心中にて手を合わせる日々が果てしなく続いていた。
休日である16日にタイヤ交換を熱望するも、巨大台風の接近のせいで今回の休暇も不可能かと思われたが、夕方には晴れたので高幡不動様に参拝した後に南大沢のDSにりん館に向かう。
ちなみに毎月1日と16日は聖天様の御縁日なので、雨が降らなければ参拝に行くのは術者としては必須であり、聖天様に参拝すればタイムセールと言うか投げ売りでいい感じのパーツがにりん館とかその他のパーツショップで買えることを期待しての参拝ではない。
んで、にりん館に行くと、期待通りにタイヤの投げ売りに遭遇する(´д`)。
その中でもひときわハートをがっちりイーグルクロー(鷲づかみ)なのが、表題のメッツラーZ8の前後輪セット。
メッツのZ2でその良さを知った自分がその当時のZ5だかZ6を入れようとしたのだが、空振り転職の西友配送の車庫が稲城の山頂なことから雪上走行可能なタイヤしか選べないためこれを断念し、その上高価なので春の車検時には導入を再度断念したタイヤがこのZ8だったりする。
いつものようにバイク師匠のお店でタイヤ交換を依頼。
本来は持ち込みはNGなのだが、常連のために無理を聞いていただいたのと、普通のパーツ屋さんではどんな整備をされるか不安なので心から信頼可能なメカニックにお願いするのは大人としては普通である。
装着後のインプレなのだが、全然素早さを感じないので、どれだけハゲ坊主タイヤは無駄な空転をしていたのかと驚くことしばし。
素早さを錯覚するのは、空転を繰り返す後輪のために設置感が無いので跳ねるように加速していたからであり、重く感じる前輪はそれだけ前輪もスリップサインが出ていてグリップしていたからに他ならない。
自分的にベストだと思うのが前輪120/60/17で、後輪が140/70/17に対し、今回のサイズが前輪が110/70/17で、後輪が150/70/17。
前輪が細くて取り回しが楽なのに、それでもハンパない前輪のグリップ感なことからDRの速度域が大きく変わったのは確実なのだが、おじさん基本は安全通勤が目的なので慣れるまでは足周りを柔らかくして対応しないとスピード出過ぎて怖いぞこれでは。
出だしが若干重いだけで、走り始めればそのまま加速していくので、気が付くととんでもない早さだし。
てか、ツーリングタイヤでもこんなに良くなっているんだから、無理してハイグリップとか履く必要なような・・・。
原発事故さえなければ、本当に良い時代になったものよ。