天雅日記令和版 

パワスポと開運がメインのブログです

経営者の語るデフレスパイラル

自分が住む東京の国立市は俗に言う多摩地区に該当し、高度成長期には郊外の大工場で発展してきた地域なため、生産拠点が中国や地方に移ってからは、徐々に産業の空洞化が進んできたそうな。
 
往時はNECとか東芝とかの工場がフル稼働していたため、仕事はいくらでも有った。
 
自分が長年携わって来た物流関連も、今では一般ユーザー向けの付加価値が有る物流業で無いと生き残りは難しくなってきたらしい。
 
つまり一昔前の
「タンクトップ・腹巻・首からはお守りぶら下げて・頭はパンチで金縁のグラサン」
と言う半分職人風味な愚連隊的な運転手ではなく、サラリーマン的な上品なドライバーのみが必要とされているらしい。
 
ワタクシが20年以上前に運送業の門をくぐったときは、リアルに仕事中でもおクスリが手放せない方とか居ましたし、○ッチンプリンで有名な加工乳のタンクローリー車の運転手は、帰り荷の際は飲酒運転がデフォであり、朝に酔っ払ったままトラック置き場に来てにこやかに挨拶しているこちらに向かって、声が小さいことを理由に締め上げるなんてのも普通でした。
 
ちなみに声が小さかったのではなく、その人が車の中でラジオを大音量で掛けていたため俺の声が聞こえず、二度目に同じ状況の際に同じようにこちらに掴みかかって来たので逆に取り押さえてそのことを指摘しましたが、取り押さえられたことと泥酔で激しく暴れ、事態はさらに悪化。
他の人が入り、ある程度事態は収まりましたが、そんな危険な会社に出入りするほど自分もヒマじゃないので、この事態を前面に出して辞めさせてもらいましたw。
 
んで、本日も面接に行くが、労働基準法を遵守させようとすると、確実に採算割れする企業が大半らしいことに気が付く。
 
前回の表題である998.5円を維持するのは、現状の運賃では難しいんですな、これが。

自分も内勤をしていたので、運賃に対する運転手への報酬の上限は逆算できるが、12時間拘束で1万円は限界でしょう。
 
そうなると、とても条例で定められた791円は出せないような・・・。
正確にはこれを出せても、法定分の上乗せとなる998.5円は無理・・・。
 
工場や企業の模様替えなどの仕事で食べてきた運送業は、ドロップシッピングなどで将来的に伸びるであろう小口ユーザー向け配送などにはコスト面から転換できないため、このままだと近い将来に終焉を迎えるよう。

生産拠点が海外に移転したために、港湾部付近では仕事が有っても、内陸部ではその仕事すらも無いので現状維持が限界で、上向きの流れには乗りにくいし・・・。
 
加えて、景気が悪いので消費が落ち込み、製造業の元気が無いため経済はどんどん縮小傾向にあることから、運送業の会合でも「仕事が無くて潰れそう」が挨拶がわりになっているらしいです。
 
ウチみたいに、気軽に職種を鞍替えしたり、コンサルタント業に特化するために法律家になって差別化を図るとかな、ソフト面での充足だけで乗り切れる職種はいいけど、ハードを背負って商売する職種はこれからますます厳しくなるのかもしれないねぇ。
 
うーん、救いがないなぁ。
何か考えないと。ええ。
 
ちなみにこのような構造不況は、海外に生産拠点を移すことを推進した当時の自民党政権の舵取りが主な原因。
民主党に騙された人が、転じて自民党に再び騙されないことを願います。ええ。