この春から「ガンバの冒険」が再放送されはじめたので、せっせと解像度を下げて撮りためるワタクシ。
これで全話(26話)でも1枚のDVDで焼けるはずである。
もう35年前の作品なんですが、敵ボスノロイの恐怖は今でも語り継がれるほどであり、こんな悪魔みたいなヤツに勇敢(むしろ無謀)にも立ち向かうガンバたちの冒険は大好きでした。
しかし、子供と言うのは飽きっぽいものなうえ、さらに母上が漫画はバカになるからダメだとの根拠不明の理由から振りかざした親権で、視聴を禁止されて本放送は頓挫し、その後の再放送も含めて飛び飛びで見たため中身はうろ覚え。
夏休みとかに再放送はしていたんですが、ちょうどガンダムとかと重なるんだかザンボット3と重なる関係でこれも飛び飛びでの視聴なので、今から楽しみにしてるんです。ええ。
空き缶で作った潜水艦とか、カモメに乗って飛んで行くとことかは覚えていますが、なんせエピソードがうまく繋がっていないので、ノロイがイタチだと言うことを24歳になるまで知らなかったりとダメダメなので、思い切ってアマゾンで本書を購入。
ちなみにこの24歳のときに知ったのも、当時流行り始めたカラオケボックスでこのガンバの冒険の映像が流れて、「白熊とガンバは戦ったんだ?」と言う俺の質問に同級生が切れて、「アレはイタチだ!!」と叱られたことに起因致します。
よくよく考えれば図書館での蔵書率も高く、購入の必要性は薄かったんですが、買ってみて結果的には満足でした。
俺的には一人の犠牲で敵を1000人道連れに出来るとかの神風特攻隊のお話や、趙雲子龍が甘婦人と阿斗を救うために、100万の敵軍の中を戦いながらも切り抜けるお話が大好きだったので、飛脚便さんにははた迷惑でしか無い百式事件へのフルサポートなどをしているんですが、俺のそう言う自己犠牲の上に命を捨ててまでの冒険が好きなハートは、このガンバの冒険が師匠だと痛感。
ただショックなのは、テレビ版と違い仲間がバンバン死んでいくこと。
それでも原作のほうがすごいのは、ノロイの心理戦の巧みさ。
その心理戦で生じるネズミたちの仲間割れも、児童文学書レベルにしておくにはもったいないほどの秀逸さです。
その知恵や根性でも勝てないときには、身を挺して犠牲になり味方の崩落を防ぐ港で出会った仲間たちの一人。
一気に読んじゃいましたね、もう。
ホントはハロワで暇なときに、時間つぶしに読もうとか考えていたのに。
ホントはハロワで暇なときに、時間つぶしに読もうとか考えていたのに。
んでもこの本は捨てずに取って置く事を決定。
何度でも読み返せるいい本ですよ。
大人の方も、ワインとチーズでまったりしたい時とか、日本酒で湯豆腐をつつきながら読むのはオススメです。