素組みで墨入れするだけで、バッチリな仕上がりのユニコーンガンダム。
んでも、40オヤジには、ニッパーで切り離したパーツをいちいちヤスリ掛けして微細なバリをきれいにしないと、あとで変形出来ないどころか今組み上げることも出来ないので、けっこう大変でした。
キットの出来は秀逸で、素組みなら1週間程度も時間を掛ければ非常に楽しく作れるでしょうが、塗装派だとマスキングの嵐で仕上げても、今度は完成品を動かすとエアブラシ程度の薄さではガンガン塗装が剥がれそうなので、部分的に塗るだけのほうがいい感じが致します。ええ。
んで、なんで今更MGのユニコーンのレビューをしているかと言うと、無職の分際で今日は新宿まで出向き「機動戦士ガンダムUC」のプレミアム上映会を見てきたからなんですよ。 本来はテレビ企画として発足した分際でセル限定にしたうえに、プレミアム上映会と銘打ち金まで取ってスクリーンでやるのかと思うとはらわたが煮えくり返り、身勝手で生まれつき裕福な鳩山君の失政でリストラされた貧乏人の俺様からしてみれば 「誰がこんなもん映画館で見るか!!」 つー流れでしたが、今月号のガンダムエースを読むにあたり考えを改め、六本木まで行くのはさらに面倒なので新宿ピカデリーで見てきました。
んで、UCのレビューなんですが、もう最高。
原作は最初から最後まで連載で読んでいたんですが、映像化の際に色々と原作とは違う描写が付け加えられていて、謎の少女オードリーのネーミングの由来もきちんと描きこまれていました。 鑑定の合間に疲れると、今でも「逆襲のシャア」をはじめ、ガンダム作品のDVDを流しっぱなしにして占い結果のメールを作成するんですが、このクオリティなら1時間の尺で5000円程度は買いでしょう。 特にオススメはBDで、多分普通のDVDだと、冒頭のクシャトリヤとジェガンの宇宙戦の細部が潰れて見えないと思います。 連載で安彦良和のイラストで慣れ親しんだ自分は、高橋久美子のキャラデザは軽くゲンナリしていたんですが、映像で見るとまったく問題ないどころか逆にいい感じに見えました。 動きが有るんですよ。止まっているような状態でも。 んでもマリーダ・クルスは強かった。 まさに「強化人間!」と言う感じで、身体能力を底上げしているだけでなく、白兵戦用に格闘術も体得しているので、無類の強さを感じます。 ファンネルをきちんと操縦で操っている描写や、その反応速度も天性のニュータイプではなく訓練され強化された兵士のそれだし、感情面で不安定さが残る従来の強化人間とは違い大人のマスターに仕えていることからか、安定した強さがうまく描けていたと思います。
まあ、自宅だとあんな大音量の大画面では楽しめないから、充分価値はあるんでしょうけどね・・・。