業務なら燎に依頼するのだが、この百式訴訟は俺の座興で始めた戦争なのだから、いくら部下といえども巻き込むわけには行かない。
その逆に、以前燎は自分の身勝手な考えから、嘘田狂子の件で俺を利用し、最後は俺を裏切り、俺の敵に回ったのだが、こちらもその時だけは心を鬼にして最後まで敵に回り、燎を精神崩壊寸前まで追い詰めたことはある。
それを何度もチェックし、何度も書き直させる。
気が付けば、公判まで1週間もない。
気が付けば、公判まで1週間もない。
何とか出来上がった証拠書類の時給計算表を入れ、準備書面を発送する。
遅いんだよ、お前さんは何事も。
死ぬ気でやれよ、お前の戦争なんだからよ!
死ぬ気でやれよ、お前の戦争なんだからよ!