天雅日記令和版 

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ちょいと法律屋 百式事件第二部 2、訴状の疑問

否王からの回答書を読むと、本文である元々の訴状は読まずに、後付で提出を求められた請求金額の由来を説明した準備書面に基づいてのみ回答が出されているようである。
加えて、関係者すべてが疑問に思いそうな、否王と私怨の関係性に付いて、また別な主張がなされているのである。

1、私怨の設立理由は、否王のタイムカード管理や従業員の現場での管理というアナウンスはされていても、否王の一部所であるという説明で別法人ではなく同体であるという説明を繰り返し行っていた(口頭のみ)。

2、解雇予告手当てを含む慰謝料の請求を法的にはじめると、上記をすべて否定し、否王と支援は別法人であると主張。
労働者供給事業違反などとなる、偽装請負二重派遣に付いては沈黙。
覚えの無い転籍を、百式が自由意志で行ったと幼稚に主張(内容証明郵便による回答)。

3、否王と支援の契約内容に付いてはまったく言及せず、否王の従業員で社会保険の加入を断固拒否を貫いた人物の受け皿として、私怨を設立したとの主張に変化した(口頭弁論用の回答書での主張)。

素人の自分でもわかるのだが、こんなに従来の主張を変転させては、説得力は弱いだろ。
てか、3番目の主張内容では、法人の設立理由を拒否することにもなるので、この回答書を証拠として国税庁へ脱税の可能性を示唆したら、国税庁も当然に法人格否認説も用いて追求が始まるのは間違いなさそうなんですけどもw。

そして飛脚の主張も否王と同様で、主張自体に法的な裏づけは弱く、イメージ的に
「弁護士の俺が言うんだから、素人はもう告訴なんかやめて、帰れ!」
風味な主張でしかなく、特に接客係で契約した者と裏方で契約した者との違いを、幼稚な主張で論破しようとしても無理なんですけども。ええ。

加えて、派遣先の従業員の管理者が、派遣従業員の衛生管理を行うことは特例でしかなくとも法的には義務付けられているのに、これを否定しつつも法的に指揮監督権が無い人物に、現場で指揮させていることを認めているのでは、最後まで戦い抜くのは難しいはずである。

てか、直接契約があるか無いかは、判例では関係ないし。

派遣先で、派遣従業員(否王の従業員で、この場合は百式)が、派遣先従業員(飛脚の大多数のドライバーで、下請けも含む)から直接指導されたら、労働契約が労働者個人としては飛脚とは結んでいなくても、それで偽装請負は構成されてしまうんですけども。

つーか、こんな無理な主張でも、訴状とは違い、ノーチェックで受理されてしまうとは驚くんですが、自分。
しかしなんか引っ掛かるんだけど、飛脚の主張は。
わざと穴だらけの主張で、こちらを見極めようとしているのかもしれない。
確かにド素人の訴状でも下手に突付いて怒らせれば、否王と同様の行政処分は免れないし、査察ですらも大ダメージになるために、わざと論点をずらして、こちらの戦意をくじこうとしているようにも思える。

まあ、いいわ。次は手加減しないからさw。

続きは明日 ※某飛脚便はアマゾンさんと提携していました。