天雅日記令和版 

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11月26日 ちょいと法律屋(9) 所轄への根回し

 八ヶ岳という人物は、現役の暴力団関係者であると言っても差しさわりは無い。
てか、満員電車で座りたいからと、今風のタトゥーではない本職風の刺青をさらして座席をゲットするのでは、どう考えても更正を目指す人物の態度とは思えぬため、事実上は関係者といっても問題は無いと思われるのである。
さらに何かあれば、その筋に人たちに相談に行っちゃうし・・・。

このような人物や、その配下で検挙後に保釈金を支払えないために拘置所内で労働してくることが通常な人物を多数相手にするのでは、こちらの命がいくつあっても足りはしない。

そこで、このような状態ではスタンダードな手法である、所轄警察署との連携を図ることにしたのだが、問題は百式の容姿であった。

無精ひげ、汚れた作業着、そして不潔なだけの蓬髪。
これで、所轄所である小平署に赴いたのだが、以前の相談者との同行とは違い、予想外の門前払い。

逆に窓口のおまわりさんの親切心で、交番に行くようにとの指示を受けたが、これでは埒があかないことを懸念し、自分は百式に着替えと入浴と髭剃りを命令。
肌が弱いことから、髭剃りを拒んだ百式に対し、ならば代理人契約は降りると告げ、帰宅を匂わせ、ようやく納得させることに成功する。

交番で百式が来る前に話を聞いてもらうことになったのだが、先ほどとは違い、きちんと身なりを良くした百式に対し、交番の初老のおまわりさんから、再度本書の防犯課にて話を聞いてもらえるように根回しをしていただけた。

誰がなんと言っても、人間は見た目である。
見た目が悪ければ、人は信用してくれないものだと、このときに痛感する。
てか、警察に陳情に行くのに、薄汚れた作業着で来るな!つー感じである。

本署に到着し、先ほどは門前払いであった1階を通り、横手のエレベーターから上階へ。
防犯課に入り、天雅が作成した内容証明の原案を手渡し、損害賠償請求に関与して発生するかもしれない傷害事件の際の根回しをしてもらう。

この根回しは、事件がなければ徒労だが、この根回しを訴状に記載することで未然のトラブルも防げるし、何よりも事件が発生した際には、任意同行程度では済まされない取調べが始めるので、八ヶ岳の再犯防止と損害賠償の底上げには効果が高いのである。

これで無事に根回しは終了した。
後は、否王に内容証明が届くのみである。
  続きは明日。

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