広島の原爆の日である本日、昼の特集で興味深い番組が放映されていた。
それは日本製原爆に関してのドキュメントであり、結果的には終戦までに成功はしないどころか、ウランの精製さえ出来ないような設備と人員のせいで頓挫したということなのだが、この流れを見て一つの可能性を思いついた。
つまり、石油に代わる代替エネルギーさえあれば、戦争は回避できた可能性が高いのである。
そうでなくともモーニングに連載中の架空戦史である「ジパング」では、石原莞爾が陸軍の撤兵を納得させるだけの理由として、重慶の油田の可能性だけで充分としていたことからも、あながち夢想ではないような気がする。
科学立国のドイツでも原爆の研究は進んでいたが、結局は成功しなかったのだが、これも兵器利用と言う側面ではなく、機関としての利用を考えて予算を投じていればどうなったか分からないとは思うのだが、ヒトラーは天才肌でどこか整合性が低いので、結局はトンデモ兵器作りに邁進していたのかも知れない。
ちなみに、当時日本が核兵器製造に捻出した予算は微々たるものなだそうだから、さして役に立たなかった大和級を1隻ほど作るのを止め、その分の資金と資材、さらに人力を核施設開発に回していたらと思うと、複雑な心境になる。 1隻当たり当時の国家予算の3パーセントの建造費が掛かるのだから、この予算ならうまく行ったような気がする。 安定しないとは言っても、大量の発電を効率よく行える発電所があれば、当時のエネルギー問題は解決されるから、戦争を行うにしても戦前から統治していた東アジア諸国防衛に専念すれば良いことになり、あれほど酷いことにはならなかったようにも思える。
んま、飽くまで、仮説だけれども。
原爆でお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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