不当労働行為：「労組と団交を」 佐川急便に命令－－県労委 ／広島
佐川急便（本社・京都市）が団体交渉に応じないとして、昨年４月に同社福山店（福山市）の社員３人が加入する労働組合「スクラムユニオン・ひろしま」（東区）が、県労働委員会に不当労働行為の救済申し立てをしていた問題で、県労委は３日、同社に対して速やかに団体交渉に応じるよう命令を出した。
同労組によると、元福山店の男性社員（４４）が０７年６月、勤務態度などを理由に当時の店長から殴るなどの暴行を受け、けがをした。このため、同１２月に男性ら３人が同労組に加盟。同社は０８年１月の団交申し入れに応じず、同３月には団交があったものの、逆に組合に謝罪を要求したため、交渉を打ち切った。
県労委の命令書は、同社に「自らが提示した交渉条件に固執して団交開催を引き延ばさず、速やかに誠意をもって団交に応じなければならない」と指摘している。
３日、命令書を受け取った同労組の土屋信三委員長は「主張が認められ全面勝利。すぐに団交要求を出したい。（会社には）誠実に対応してもらいたい」と話した。一方、佐川急便広報部は「命令書が届いておらず詳細が分からないため、現時点ではコメントできない」としている。【加藤小夜】
知人の事件にも関係性が有るので、ネットで同様の事件を調べていたところ、たまたまヒットしたのがこの記事である。
自分も最近まで不勉強で知らなかったのだが、佐川さんにはこれと言った組合は無く、そのこともありこの福山店の責任者である店長にとって組合結成なんてものは、上司に対して申し開きがし難いのは充分理解は出来るのである。
んでも、謝罪ってナニよ？
労働三権には、労働組合の結成権である団結権が認められているし、理屈の上では一人からでも組合の結成は可能なんだから、組合発足と言う事実が腹立たしくても認めるしかないのが法律なのに、謝罪を求めちゃいかんだろう？
労働三権には、労働組合の結成権である団結権が認められているし、理屈の上では一人からでも組合の結成は可能なんだから、組合発足と言う事実が腹立たしくても認めるしかないのが法律なのに、謝罪を求めちゃいかんだろう？
ちょいと法律の話になるが、この店長と言うのは商法で言うところの支配人に該当すると思われる。
そのため、この支店の経営を任されているだけではなく、法的な責任もこの支店の運営に関してはすべて責任を取らねばならないはずなのだが（民訴７９条）、その交渉の席で謝罪を求めちゃ紛糾するだろうよ・・・。
そのため、この支店の経営を任されているだけではなく、法的な責任もこの支店の運営に関してはすべて責任を取らねばならないはずなのだが（民訴７９条）、その交渉の席で謝罪を求めちゃ紛糾するだろうよ・・・。
実質的には表見支配人だし、支配人の登録をしていないことで一時的には行政の追及もかわせるかもしれないけど、最終的にはものすごく近い将来に、抜本的な運営の変更を余儀なくされることになるとは思うけど、わざわざ行政に目を付けられるようなことをしちゃまずいんですけど。
つーか、無駄にお役所の追及が厳しくなるし、下手するとこの件でも行政処分とか呼び込んじゃうかもしれないし。
体力だけ有って、売り上げだけ出せても、経営はまた別問題なんだから、こういう人間を店長にする体質を改めないと、佐川さんもまずいと思います。ええ。
