被災地に仕事で行く予定であったが、現状では放射能の関係で足踏み状態となっているため待機中。
リバーズプランニングの社長と共同出資で始める予定のNPO法人設立のため、被災地の過酷さと遮熱塗料による保温と断熱効果の検証のために、人脈作りを兼ねて働いてくる予定である。
山谷の労働者の大半が、復旧支援事業で被災地に駆り出されているらしいが、自分としてはこの未曾有の災害時に都内でぬくぬくしているのは嫌なことと、昨日まで働いていた日本最大の物流企業の郵便局が、恥知らずなことに緊急援助物資の特別便を一台も出さなかったことに腹を立て、そのあてつけも含めて危険地域を志願して復興支援事業に離職直後に働きに行く予定である。
さて、その現地である飯館村では、東電の説明会に避難住民からの非難が集まっている。
自分は未だに恥ずかしながら一人者で、大人というよりもどちらかと言うと大きなお友達として無駄に41年も生きてきて、当然今でも結婚も考えているし子供も欲しいとは考えているのだが、その可能性をこんな無駄な人災で奪われるのは許せない。
長距離のトラックをやっていた夏場で繁忙期の際に、あまりにも多忙なことから、1週間ほど車中泊なうえにシャワーのみで暮らしたことがあったが、あれは自分のトラックで日本全国どこでもおくつろぎな移動個室という側面もあるので問題ないが、避難所で寒さと飢えと他人との共同生活によるストレスに加え、結婚や出産のチャンスまで握り潰されたらその心痛は計り知れないぞ。
ちなみにそんな計画避難地域にも、郵政ユニオンさんの情報によるときちんと期間雇用社員を中心としたバイク部隊は配達に出るそうで、特に危険手当などの増額も無く、被曝リスクのみは増加して配達を再開するらしい。
自分もこの計画避難地域で働くつもりだが、生身で風を切る二輪がどれだけ内部被曝を呼び込みやすいかを考えただけでも恐ろしい。
将来的には、今回復興支援事業で行く土地に来年の今頃にはバイクでお出掛けし、無事に復興した被災地でのんびり写真旅行でもするのが俺の目標だが、いくらバイク好きでも現段階でバイクで行こうとは思わないぞ。
ただ、自分もこの非常時に、微力でも役に立ちたいと考えるから、どんなに困難でも早めに被災地に入って頑張ってくるつもり。
今までの不夜城な東京を支えてくれたのが福島なんだから、その福島がピンチな時には助けるのが人情というもんだから。